インテリア

真っ赤なバラ「サムライ」で伝えたかった気持ちとは?

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

8月18日の贈り花

8月18日の贈り花

永遠の愛を誓う99本の赤バラ

勇気を出してプロポーズすることを決めた男性から、99本の赤バラのブーケのオーダーがありました。バラは花色で花言葉が変わりますが、赤バラの花言葉は「愛情」「あなたを愛しています」など。私は花言葉にはこだわらないのですが、大切なプロポーズのシーンともなれば、やはり慣習を気にかけないわけにはいきません。

今回のオーダーは99本。そう、本数にも意味があるのです。100本だと「100%の愛」を意味し、99本は「ずっとあなたを愛していました」という意味になるそう。ずばり「結婚してください」の意味をもつのが108本。でも、何本を選ぶかはその方次第でよいそうです。

99本の花束を美しく作るには、花のサイズが揃っていることが大切です。そこで今回は赤バラの代表品種の一つ、サムライを取り寄せました。鮮やかで気品のある赤が魅力的な品種です。プロポーズという人生の大勝負に挑む男性の姿がどこか、きりりとした侍にも思える気がして……。

99本の赤バラが、どうか幸せな結末を招きますように、と願いを込めながら、1本1本ていねいに束ねました。

【使用花材】
バラ サムライ

贈り花のヒント
私は花言葉や花の本数にはあまりこだわらない主義ですが、それを伝えることで贈る相手に想いがより伝われるのであれば、利用するのもありではないかと思います。たとえば花選びに迷ったときなど……。ちなみに1本の赤バラは「一目惚れ」「あなたは私のオンリーワン」、12本は「私と付き合ってください」の意味とされています。ご夫婦であれば「いつも一緒にいてください」の9本も素敵だと思います。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道の進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

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