インテリア

意外と見落としがち!? レストランの開店祝いに花を贈るときの注意点とは

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

8月14日の贈り花

8月14日の贈り花

イタリアンレストランのオープンを祝う花

「福岡に住む友人がイタリアンレストランをオープンするので、お祝いの花を。」というオーダーをいただきました。大人っぽい雰囲気のお店と伺い、華やかさと落ち着き感の両方を感じていだたけるアレンジを考えました。

今回のテーマは色の明暗。

色の明度がいちばん高いのは白、低いのは黒。白を多く含んだ色ほど明度が高く、逆に黒を多く含んだ色ほど明度が低くなります。そこで、リシアンサスやバラなどの淡いピンクのパステルカラーをメインに選び、ダークなブルーに染め上げたケイトウを加え、明暗のコントラストを強くした色合わせにしてみました。

いかがでしょう?  華やかさと落ち着き感、両方を感じられるでしょうか。
小さな実が連なる形が楽しいヤマゴボウやフランボワーズを加えたので、季節感も楽しんでいだたけると思います。

レストランの主役は料理。飾る花はあくまでもお祝いの雰囲気を盛り上げる脇役です。存在を主張しすぎず、でもお客さまに素敵だと褒めていだたけるようにアレンジするように心がけています。

【使用花材】
リシアンサス NFホノピンク
バラ ファンシードレス、由香
染めケイトウ 翡翠
アジサイ エメラルドグリーン
ヤマゴボウ
フランボワーズ
アップルミント
ユーカリ

贈り花のヒント
レストランなど飲食店の開店祝いで気をつけたいのは、香りの強い花を避けることです。料理のよい匂いを邪魔することになりかねないので、盛夏ならユリ、春ならヒヤシンスやフリージア、初夏ならライラックなどは避けたほうが無難です。特に食卓に置く花は注意が必要です。

逆にハーブ類は料理にも使用するので、香りがあってもかまわないと思います。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道の進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

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