インテリア

お供えの花の依頼に、ご仏前を優しく彩るパステルカラーのダリアを

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

7月23日の贈り花

7月23日の贈り花

故人を偲ぶ気持ちを花に込めて

友人のご仏前にお供えする花の依頼を受けました。ご家族が眺めてさみしい気持ちにならないように少し色を加えてほしい、ということでしたので、ピンク、ラベンダー色、グリーンと、いずれも淡いパステルカラーの花を選びました。

ダリアのマルガリータは、透明感のあるピンクで、涼しさを感じさせてくれる花色です。ふんわりとしてボリュームがあるので、本数が少なくても存在感が出せます。
同様にふんわりした花形のリシアンサスを合わせて、優しさを感じさせるアレンジにしました。

ふんわりした花束には、引き締め役も必要です。そこで、この時期に咲く個性的な花形のクルクマを、アクセントに選びました。クルクマは花姿がハスに似ていることもあり、夏の仏花としてよく利用されます。日持ちがよく、夏でも2週間くらい持つので、ご仏前に供する花に最適です。

お悔やみの花は白と決めつけず、ご仏前が優しい雰囲気になるような花を贈るのも、毎日眺めるご家族にとっては、うれしいことではないかと思います。

【使用花材】
ダリア マルガリータ
リシアンサス NFラベンダー、NFグリーン
クルクマ ルビーチューリップ
豆軍配ナズナ
ホワイトソルトブッシュ
スモークグラス

贈り花のヒント
お悔やみの花のオーダーを受けたときに、私がよく使用するのがリシアンサスです。別名トルコギキョウ。以前は一重のものが主流で、仏花の定番でした。最近ではふんわりした大きな八重咲き品種がたくさん流通するようになり、また花色も豊富に揃っています。お悔やみにもお祝いにも利用できるので、とても使い勝手のよい花です。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道の進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

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