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毎年恒例の誕生日の贈り花。今年も新鮮な印象で受け取ってもらうためのコツ

2019.06.25

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藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら
6月25日の贈り花

6月25日の贈り花


奥さまの誕生日にナチュラルなブーケを


ご主人からのオーダーで、奥さまに贈るバースデーブーケを作りました。ご主人から奥さまへのギフトの依頼はけっこうあります。記念日を覚えていて、電話なり、メールなりでオーダーするというひと手間を忘れずに祝える男性、素敵だと思います。

「どんな花が好きかわからないのでおまかせで……」とおっしゃいながら、話を聞いているうちに「ナチュラルな感じが好きだと思う」と奥さまの好みを聞き出すことに成功!


お祝いの花なので華やかさが欲しく、ピンクとブルーの組み合わせにすることに。
白からピンクのぼかしが美しいリシアンサスをメインに、ルリタマアザミとスカイブルーに染め上げたアスチルベを束ねました。この時期にしか入荷のない壺型のかわいいクレマチスを加えると、動きのある個性的な表情に。

クレマチス、ブルーベリーと盛りの花材が加わるだけで、ブーケは季節感にあふれ、ぐっと印象的になります。

【使用花材】
リシアンサス ピンクフラッシュ
クレマチス ポンパドールピンク
アスチルベ スカイブルー
ルリタマアザミ ベッチーズブルー
ブルーベリー
グリーンフレークゼラニウム

贈り花のヒント
誕生日や結婚記念日は決まっているので、花屋さんに入荷している花も同じものになりがちです。毎年、どんな花を贈ったかをメモしておくと、次の年は花材を替えて贈ることができ、新鮮な印象を感じていだたけます。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅からほど近い段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。 https://www.fleurs-tremolo.com

『人気フローリストが教える フラワーアレンジのデザイン&ヒント78 大切な人への贈り花』 2021年4月12日発売!
誕生日、結婚記念日、ウエディングなど、78例のブーケ&アレンジメントを色別に掲載しています。オールカラーの大判の単行本で楽しむ、藤野さんのナチュラルでエレガントな花の世界は、眺めるだけで幸せな気持ちに。色別花図鑑コラムや全国の生産者データなどお役立ち情報やインデックスも充実。大切な人へ花を贈る際のヒントが満載です。
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