〔特集〕名家の雛祭りと今様のお雛飾り 桃の節句を祝う 〈第2章〉 省スペースでありながら、伝統工芸の確かな技と美しさはそのままに──。現代の暮らしに寄り添う上質でコンパクトな雛飾りを、横瀬多美保さんのスタイリングでご紹介します。
・
特集「名家の雛祭りと今様のお雛飾り 桃の節句を祝う」の記事一覧はこちら>>>
コンパクト、省スペースが時代のニーズ
今どきのモダンな自由雛【豆雛】

小さきを愛でる──田端志音(陶芸家)の極小豆雛
──一穂堂
軽井沢に「志音窯」を構える陶芸家、田端志音さんの豆雛は、女雛が小指の爪ほどの愛らしさ。指先にのせて一色ずつ彩色し、そのたびに窯に入れる工程を6度重ねるという、驚くほど丹念な手仕事から生まれます。

江戸中期の陶工・尾形乾山や魯山人の写しにも取り組み、美意識と確かな技で支持を集める田端さん。横瀬さんは、抹茶を点てて静かに過ごす一人時間のそばにそっと添えて、と提案。端正で温かみのある極小の世界は、手にする瞬間から心をとらえます。
「田端志音 豆雛」(男雛:高さ2センチ、女雛:高さ1.5センチ)2万6400円/銀座一穂堂
(次回へ続く。
この特集の一覧>>)