〔特集〕名家の雛祭りと今様のお雛飾り 桃の節句を祝う 〈第2章〉 省スペースでありながら、伝統工芸の確かな技と美しさはそのままに──。現代の暮らしに寄り添う上質でコンパクトな雛飾りを、横瀬多美保さんのスタイリングでご紹介します。
・
特集「名家の雛祭りと今様のお雛飾り 桃の節句を祝う」の記事一覧はこちら>>>
コンパクト、省スペースが時代のニーズ
今どきのモダンな自由雛
素材、サイズ、形──
雛飾りはもっと自由でいい
一年の中で、春の訪れを告げる雛祭りはやはり特別な節目。その象徴であるお雛様には、言葉にしがたい魅力があります。「一体一体が愛らしくて、いとおしくて。制作なさっている作家さんの思いが伝わってきます」と話すのは、本誌でもおなじみのインテリアスタイリスト、横瀬多美保さん。
40代でご自身のための雛人形を迎えて以来、“お雛様愛”は募る一方。なかでも最近は、飾る場所を問わないミニサイズの雛人形に心惹かれるといいます。華やぎはそのままに、今の暮らしに寄り添う軽やかさをまとった豆雛たち。暮らしの風景の中でお雛様と出会うひとときを、洗練されたスタイリングでお楽しみください。
小さな本物、豆雛の五段飾り
──江戸趣味小玩具 仲見世 助六

「助六」の豆雛が生まれたのは、大きな玩具が御法度となった江戸の奢侈禁止令の頃。その流れを汲む木目込みの五段飾りは、専門の職人が見立てと感性で仕上げる写実的で粋なつくりが魅力です。

伝統的な雛飾りに欠かせない最上段の御伽犬(おとぎいぬ)(犬筥(いぬばこ))は子の成長や厄除けを願う守りとして添えられ、その奥の短檠(たんけい)(ぼんぼり)も古式の灯りを再現。由緒ある雛を、コンソールテーブルに餅花とともにしつらえて。
五段雛セット(高さ10 × 幅21.3 × 奥行き20センチ、男雛:高さ3センチ、女雛:高さ2.3センチ)25万8000円/江戸趣味小玩具 仲見世 助六
(次回へ続く。
この特集の一覧>>)