深いピンクの花を集めた秋のブーケ。なかでも目をひくのは、ブーケに流れを生み出す濃いシンフォリカルポス‘ワイルドゼロ’だと思います。美しい濃いピンクの小さな実がぎゅっと詰まって連なる枝は本当に魅力的。ほかにカラー‘トーキョー’、ランのバンダとレナンセラ‘バンコクビューティーピンク’、アンスリウムの‘モナリザ’と‘テラ’、チョコレートコスモス、蕾ガーベラの‘ボレロネイロネイロ’、アゴニス‘ブラックテイル’などを使用。個性的な花を少しずつ使い、ほかにはないオリジナルな雰囲気に仕上げました。

「JAながのみゆき」に所属する「梨元農園」さんが生産するシンフォリカルポス‘ワイルドゼロ’。一般的なシンフォリカルポスの実よりずっと小さいのですが、これだけ実が詰まってつくと圧巻のボリュームに。ムラサキシキブと似ていますが、枝がやわらかくしなりがきくので扱いやすいのも特長です。

秋〜晩秋にかけて、花色がぐっと深くなるピンクのダリアとバラの共演アレンジです。ダリアは‘サックルローズピンク’、バラは‘ハーパー’と‘チアフル’。マム‘アナスタシア’の淡い緑色は、ピンクとちょうど反対色の関係で、お互いを引き立て合う色合わせです。スマートな葉は初夏に水色の花を咲かせるチョウジソウ。チョウジソウの黄葉が加わると、アレンジ全体が秋深い印象になります。きれいに黄葉することからチョウジソウはガーデンでも人気があるそうです。

お義母さんからお嫁さんへ、入籍祝いの贈り花です。バラの‘ルージュベリー’と‘マロンフォレスト’、ダリア‘サックルローズピンク’をメインに、紅葉ヒペリカム‘マジカルチャーム’、リキュウソウ‘来夢’、スペアミントを加えて束ねました。リキュウソウの優しいラインがブーケの表情を豊かにしてくれます。

ダリア‘サックルローズピンク’は、澄んだ花色と整った花姿がとてもきれい。小輪なので花合わせしやすく、この時期の贈り花によく利用しています。

還暦を迎えた友人にお祝いのアレンジを。バラの‘ローズシノ’と‘チアフル’に、エキナセア‘ピンクボールビュー’を加えて束ね、原種系紅葉ヒペリカムとフランボワーズの葉をあしらいました。エキナセアは夏の花ですが、この時期まで出回り、花サイズもひとまわり大きくなっています。紅葉した葉とフレッシュグリーンの葉を対比させると、贈り花の表情が豊かになります。