〔特集〕今話題のコペンハーゲンのデザインの祭典 3daysofdesign 2025を訪ねる デンマーク・コペンハーゲンの町全体が会場となって3日間開催される「3daysofdesign」(通称「3dod」)は今、ミラノデザインウィークに次いで世界的に注目を集めているデザインの祭典です。2013年に始まって以来、年々規模が大きくなり、2025年は6月18日~20日の3日間で、400以上ものブランドが参加。約6万人もの来場者数を記録しました。このたび家庭画報編集部は初めて3dodを現地取材。そこで体感した盛況の様子とともに、デンマークブランドの最新作をお見せします。
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活気溢れるデンマークブランドの最新作
多くの参加ブランドの中でも特に賑わった、デンマークの家具ブランドの会場。その様子と新作をご紹介します。
HAY(ヘイ)
圧巻の人気ぶり! 部屋を彩る収納棚を発見

2002年創業の「HAY」は、「シャーロッテンボー宮殿」中庭の「アポロバー」でイベントを開催。多くの人が食事を楽しんでいました。
Perforated Cabinet市内の旗艦店「HAY House」では新作を多数発表。スチール製キャビネット(上)は、ブランドおなじみのベルギーのデザインデュオ、ミュラー・ヴァン・セヴェレンの作品。ビビッドな色に心が躍ります。/HAY TOKYO
Muuto(ムート)
屋外展示が好評。主役級ベンチを体験

2024年東京店がオープンした「Muuto」は、2006年創業のブランド。会場となった市内の本社兼旗艦店では、中庭(上)や屋上にも展示があり、多様な空間で新作を体験できました。
Dream View Bench注目はコペンハーゲン在住のデザイナー、リーセ・ヴェスターによるステンレス製ベンチ(上)。アートピースのような存在感。/Muuto Store Tokyo
eilersen(アイラーセン)
老舗ブランドのサステナブルなソファ
今年創業130周年を迎えた「eilersen」は、市内旗艦店で「Evolution(進化)」をテーマに、ブランドの歩みとこれからについて展示。
BUGまた素材や製造、輸送などすべての面で環境に配慮した新作「BUG」(上)を発表。ブランドが誇る品質はそのままに、廃棄物を最小限に抑えた、コンパクトに輸送できる組立式のソファです。/アクタス
Audo Copenhagen(オドー・コペンハーゲン)
空間で、食で、宿で新デザインを体感
ニューハウンの船の上でもイベントを開催。観光しながら最新デザインに触れられるうえ、新しい出会いにも満ちている。2026年も6月10日~12日の開催が決定。
2024年東京ショールームがオープンした「Audo Copenhagen」は築100年以上の建物を、デンマークのデザインスタジオ、ノーム・アーキテクツが改装した「AudoHouse」を会場に。レストランやカフェ、ホテルもあり、ブランドの世界観を体感できました。
Chancery Pendant Lamp新作の照明(上)も同スタジオのデザイン。日本発売は未定。/オドー・コペンハーゲン 東京ショールーム
PP Møbler(PP モブラー)
巨匠ウェグナーの椅子が新たに誕生

1953年に創業した「PP Møbler」は、ハンス J. ウェグナーの作品を数多く手がけている家具工房。会場となったのは、再開発が進むカールスバーグ地区にある旗艦店です。職人による「フラッグハリヤードチェア」の製作の様子(上)などを間近で見ることができました。
pp101創業の年に、ウェグナーがデザインした「pp101」(上)が初製品化されることが発表され、注目を集めています。/PP Møbler Japan
&Tradition(アンドトラディション)
邸宅に新作がずらり! 新展開にも注目
2010年に創業し、照明「Flowerpot VP9」などが日本でも人気の「&Tradition」の会場は、18世紀に建てられた邸宅を改装したショールーム。
Hi Lo新作のモジュールソファ「Hi Lo」(左/中央)も暮らしの空間の中で見ることができました。3dod会期中に同ブランドの家具をしつらえたホテル「Petra Hotel」も公開。新しい広がりを見せています。/&Tradition(林物産)