〔特集〕現地特別取材・インテリアの新潮流を探る 2025ミラノデザインウィーク探訪 ミラノサローネとは、「ミラノサローネ国際家具見本市」のこと。この6日間の家具の見本市が、ミラノ市内のデザインイベント「フォーリサローネ(サローネの外)」の活動を促し、この2つを総称して「ミラノデザインウィーク」と呼ばれる“世界最高峰のデザインの祭典”を生み出すことになりました。デザイン界において、ミラノは、創造性とアイディアのプラットホームであり、世界へのゲートウェイ。「デザインの首都」で、インテリアの新潮流を探りました。
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【Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)】
優雅なセルベローニ宮殿がアール・ドゥ・ヴィーヴルの舞台に
独創性と革新的なエスプリを生かしたデザインで知られ、インテリア装飾の領域においても探求し続けるルイ・ヴィトン。
メゾンならではの品格とクリエイティビティに注目が集まる中、2025年は「ルイ・ヴィトン ホーム・コレクション」が発表されました。
ミラノ市内のセルベローニ宮殿での展示は、気品漂う空間に洗練されたエスプリが感じられるピースが並ぶ。アルゼンチン出身のデザイナー、クリスティアン・モハデッドによるラグのデザインは故郷の山々と氷河にインスパイアされたグラフィック。(©LOUIS VUITTON)
このコレクションは、家具と照明からなる「シグネチャー・コレクション」、オブジェとテキスタイルが特徴的な「デコレーション」、食器類を扱った「テーブルウェア」、チェスやピンボールマシンなどの遊び心溢れる「エクセプショナル ゲーミング」、そして2012年から発表されてきた旅と家具を融合させた革新的な「オブジェ・ノマド」を含む5つの製品カテゴリーによって構成され、アール・ドゥ・ヴィーヴル(豊かなライフスタイル)を象徴するもの。
サヴォアフェール(匠の技)が際立つ美しいトランクに飾られたホームコレクションの数々。
エストゥディオ・カンパーナの「Cocoon Couture」に「Boitata」「Uirapuru」の2つの新作が加わった。
エレガンスと実用性を兼ね備えた革新的なコレクションの背景には創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄」の精神が感じられます。
ルイ・ヴィトンhttps://jp.louisvuitton.com(次回へ続く。
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取材協力:ミラノサローネ国際家具見本市
https://www.milanosalone.com/