〔特集〕現地特別取材・インテリアの新潮流を探る 2025ミラノデザインウィーク探訪 ミラノサローネとは、「ミラノサローネ国際家具見本市」のこと。この6日間の家具の見本市が、ミラノ市内のデザインイベント「フォーリサローネ(サローネの外)」の活動を促し、この2つを総称して「ミラノデザインウィーク」と呼ばれる“世界最高峰のデザインの祭典”を生み出すことになりました。デザイン界において、ミラノは、創造性とアイディアのプラットホームであり、世界へのゲートウェイ。「デザインの首都」で、インテリアの新潮流を探りました。
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【Poliform(ポリフォーム)】
今春、ブランドストアの日本進出で注目
1942年、北イタリア・ブリアンツァ地方の小さな家具工房からスタートし、1970年にブランド名を改め、システムユニットを核としたモダンインテリアブランドに生まれ変わったポリフォーム。
ミッドセンチュリーの美学にインスパイアされたジャン・マリー・マッソーによるオーウェンコレクション。
シグニチャーでもあるシステム収納を主力商品に、1990年代にキッチン、2010年代には置き家具へとコレクションを拡大。寝室、リビング、キッチンに至るまで、ほぼすべてのエレメントを供給できるトータルブランドに。
セーリングから着想を得たという、アウトドアコレクションの今年の新作モジュールソファ「ラグーン」と、デザイナーのエマニュエル・ガリーナ。
現在、ポリフォームの掲げる現代的なエレガンスを再定義し、時代を超えたラグジュアリーの真髄をデザイナーの立場から具現化するのは、デザイン・ディレクターを務めるジャン・マリー・マッソーともう一人のメインデザイナー、エマニュエル・ガリーナ。
ジャン・マリー・マッソーが、ファッションの世界にヒントを得たミニマルデザインの張り地ソファ「ジョアン」。
ポリフォームのDNAを守る創業家スピネッリ家、アンザーニ家のオーガナイズのもと、創業から一貫した哲学を受け継ぎ、ブランドの世界観を発展させています。
ポリフォームを象徴するシステム収納「センツァフィーネ」。世界95か国に進出するイタリアでもトップのグローバルブランドが、日本で初のブランドストアをオープン。
ポリフォーム東京東京都港区南青山5-4-50 metsa minami aoyama B館
https://www.poliform.it/en/stores/poliform-tokyo/(次回へ続く。
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取材協力:ミラノサローネ国際家具見本市
https://www.milanosalone.com/