〔特集〕現地特別取材・インテリアの新潮流を探る 2025ミラノデザインウィーク探訪 ミラノサローネとは、「ミラノサローネ国際家具見本市」のこと。この6日間の家具の見本市が、ミラノ市内のデザインイベント「フォーリサローネ(サローネの外)」の活動を促し、この2つを総称して「ミラノデザインウィーク」と呼ばれる“世界最高峰のデザインの祭典”を生み出すことになりました。デザイン界において、ミラノは、創造性とアイディアのプラットホームであり、世界へのゲートウェイ。「デザインの首都」で、インテリアの新潮流を探りました。
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【Cassina(カッシーナ)】
巨匠コレクションは未来へのモダニズム遺産
創業98年の歴史を誇る名門ブランド、カッシーナは、ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンコレクションの60周年を記念した特別限定版を発表。
ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ、シャルロット・ぺリアンコレクションの60周年を記念した、特別限定版の椅子に腰掛けるCEOルカ・フーゾ氏。右側の照明は、1970年にイコ・パリージによってデザインされたフロアランプ「イリデ」を再発表したもの。
ミラノ市内旗艦店の吹き抜け階段部分。この上の最上階で撮影は行われた。
「モダン家具デザインの歴史は、カッシーナの歴史」
─ルカ・フーゾ(カッシーナCEO)
「長い歴史はカッシーナの強みです。我々はインテリアデザインの歴史を体現できる唯一のブランド。モダニズムのデザインアイコンと革新的な現代のプロダクトを調和させる独自の哲学『The Cassina Perspective』を標榜し、最近は、照明やファブリックなど、家具以外の小物にも裾野を広げています。今、特に押し出したいのは『ゴーストウォールWW』と名づけたウォークインワードローブ・システム。極限まで薄く、まるで“幻”のように壁面に溶け込むシステム収納を発展させたもので、住んでいる部屋とも融合する高いカスタマイズ性が魅力。家は自分自身を表現する場。穏やかで、気持ちよく、安心できる場でなければいけない。そのために固定したものではなく、多くの選択枠を提示したい」。
ミカル・ハーセンによるウォークインワードローブ。2022年に発表した壁面システム収納「ゴーストウォール」から発展したもの。
3巨匠のコレクション60周年を記念し、イタリアのデザインデュオ、フォルマファンタズマが、ジョルジョ・ガベール・リリコ劇場にて演劇と融合させたインスタレーションを企画。
カッシーナ・イクスシー青山本店https://www.cassina-ixc.jp(次回へ続く。
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取材協力:ミラノサローネ国際家具見本市
https://www.milanosalone.com/