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度肝を抜かれる美しさ!進化する注目の花「ラナンキュラス」で冬の贈り花

藤野幸信さんが選ぶ「季節の贈り花」 今、この花を贈りたい! 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが“今贈りたい”おすすめの花をセレクト。その花を使った、新作ブーケ&アレンジメントをさまざまなバリエーションでお届けします。記事一覧はこちら>>

1月の花「ラナンキュラス」(後編)

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「綾園芸」さんが生み出した‘ラックス’シリーズの‘ラックス エリス’と、イタリアで生まれた‘ポンポン’シリーズのなかでもとくにお気に入りの‘ポンポンハーマイオニー’。進化系ラナンキュラスの共演で、三重で暮らすお母さまへ、東京の娘さんから誕生日の贈り花を。バラ、カーネーション、スイートピー、スカビオサなど、種類豊富に華やかな雰囲気にしてみました。

ラナンキュラスの概念を覆す、新品種に度肝を抜かれました

前回に続き、驚きの進化を遂げ続けているラナンキュラスを紹介します。ラナンキュラスの育種を長く手がける宮崎県の「綾園芸」さんから‘ラックス’シリーズが登場したときには驚きを通り越し、声も出ないほど感動したのを今でも覚えています。

ラナンキュラスといえば丸いボール状が定番。それが‘ラックス’は一重〜半八重のスプレー咲き。なによりその花びらにはかつて見たことがないような光沢があるのです。ワックスをかけたようにピカピカなことからラナンキュラス×ワックスで‘ラックス’と命名されたそうです。

これはもうラナンキュラスの概念を覆す新しい花の登場!とテンションが上がりました。‘ラックス’シリーズは年々花色が増えていますが、そのいずれもがニュアンスのあるしゃれた色で、次から次へと出る新色を取り寄せては使い続けている日々です。アリアドネ、ニノス、ムーサ、エリサなどギリシア神話に登場する名称が品種名につけられていますが、神秘的な花にぴったりの名前だと感じます。


宮崎県宮崎市の「ひなたフラワーファーム」さん生産の‘ラックス’シリーズ。ニュアンスのある花色と独特のつや感をご覧ください。花びらが幾重にも重なり合うラナンキュラスとはまた異なる大きな魅力があります。

イタリア生まれのラナンキュラスも個性的で大人気!

ラナンキュラスは海外でも育種が盛んに行われ、なかでもイタリアで生まれた「ポンポン」シリーズは、ボール状の八重咲きでボリューム感があり、とても人気です。

濃淡ピンクやオレンジ色、緑×白のバイカラーなどがあり、どれも個性的でインパクトがあります。主役として使うのはもちろん、細かいフリルの入る花びらやふんわりとした花形は、バラやリシアンサスなどと対比させるというアクセント的な使い方もでき、使い勝手がとてもよい花です。

ちなみに‘ポンポン’シリーズの品種名には、ハーマイオニー、シレンテ、ミニョンなど『ハリーポッター』の登場人物のイタリア版の名前がつけられたものも多くあります。『ハリーポッター』ファンに贈ったら、きっと感激してくれると思います。

日本国内から、また海外から、毎年のように新品種・新色が登場するラナンキュラスは、今いちばんワクワクした気持ちにさせられる花ではないかと思います。クオリティが高い花は茎がしっかり堅いので、ブーケにもアレンジにも利用できます。花もちもとてもよくなっているので、これからの時期にぜひ贈り花の主役に選んでみてください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅からほど近い段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を終了後、花の道に進んだ異色の経歴。感動する花束を多くの人に届けたいという思いから、市場からだけでなく自ら生産者情報を入手してお気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。著書『大切な人への贈り花』も好評。 https://www.fleurs-tremolo.com

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