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花のプロが惚れ込む、秋のブルー。「リンドウ」が主役のブーケ&アレンジメント7選

藤野幸信さんが選ぶ「季節の贈り花」 今、この花を贈りたい! 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが“今贈りたい”おすすめの花をセレクト。その花を使った、新作ブーケ&アレンジメントをさまざまなバリエーションでお届けします。記事一覧はこちら>>

9月の花「リンドウ」

リンドウ‘マイティラブ’をメインに、マットなブルーのカリオプテリス‘サマーソルベット’、アカシア‘ブルーブッシュ’を合わせ、シルバーリーフのロシアンオリーブを加えて秋の青いブーケに。リンドウのひときわ鮮やかな青をご覧ください。

とっておきの、秋のブルーを贈りましょう!

初夏から出回っていたデルフィニウムの出荷が夏にストップすると、夏から秋の青花は何を使おうかと悩みました。なにしろブルーの贈り花は人気がありますから、どの季節にも頼りになる青花が欠かせません。そんな悩みを解決してくれたのが、長野県上伊那郡の「スカイブルー・セト」さんのリンドウです。

「スカイブルー・セト」さんはリンドウを専門に生産するだけでなく、自ら情熱をもって育種され、毎年新しいリンドウを何種類もデビューさせています。そのリンドウのニュアンスの異なる濃淡ブルーの美しさに、私はすっかり虜になってしまいました。

「スカイブルー・セト」さんのリンドウ‘マイティラブ’。水彩絵の具を溶いたようなブルーから白へのグラデーション、もうたまりません!蕾がふっくらしてかわいらしく、花もちもよい品種です。

なかでもこれは画期的と驚いたのが「スカイブルー・セト」さんが草花リンドウと呼ぶタイプです。リンドウは1本のしっかりした茎にスマートな蕾が段々につくのですが、「しっかりした茎」というのが贈り花を制作するうえでは難点でもありました。フローラルフォームを利用したアレンジの場合は、節でカットして使いますが、長いままではブーケには利用しにくく…。

それを細身で茎がしなるように改良したのが草花リンドウです。なかにはリンドウではあまり見かけないスプレー咲きの品種もあります。草花リンドウはどれもふんわりした印象で、これならブーケでも使える!と一気に自由にデザインできるようになり、解き放たれたような感覚を味わっています。

「スカイブルー・セト」さんのモットーは、花を使う立場になって育種をしていくこと。「草花リンドウ」もその一つですし、濃淡さまざまなブルーを揃えてくださるのも、選択肢が増えてとても助かっています。フォトギャラリーでたくさんのリンドウを紹介しますので、美しいブルーの世界に浸ってみてください。

【20名様・限定募集】家庭画報×フルール トレモロ「季節を彩るブーケ」花の定期便 第2期募集がスタート

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅からほど近い段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を終了後、花の道に進んだ異色の経歴。感動する花束を多くの人に届けたいという思いから、市場からだけでなく自ら生産者情報を入手してお気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。著書『大切な人への贈り花』も好評。 https://www.fleurs-tremolo.com

『人気フローリストが教える フラワーアレンジのデザイン&ヒント78
大切な人への贈り花』

誕生日、結婚記念日、ウエディングなど、78例のブーケ&アレンジメントを色別に掲載したオールカラーの大判の単行本。色別花図鑑コラムや全国の生産者データなどお役立ち情報やインデックスも充実。大切な人へ花を贈る際のヒントが満載です。

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