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集めて使うとなお可愛い “小さな器たち”。スタイリスト横瀬多美保さんのお気に入り

2021.06.23

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今のライフスタイルに合わせて選ぶ 新「洋食器」の楽しみ方 第2回(全18回) 愛着ある洋食器も、いつもと違うコーディネートや、新しいアイテムをプラスすることで、日常のテーブルが夢のようなシーンに変身します。洋食器をこよなく愛する、器づかいの達人の素敵な暮らしから今、取り入れたい「洋食器」の楽しみ方をお届けします。前回の記事はこちら>>

インテリアスタイリスト横瀬多美保さんの「マイ・フェイバリット」01


愛しき洋食器と暮らす心豊かな私時間

「ツヴィーゼル」のチーズドームに、「ヘレンド」のロータスディッシュミニを6つ並べて。

愛しき洋食器と暮らす心豊かな私時間


いつも洗練されたテーブルコーディネートを披露してくださる横瀬多美保さん。初めて自分で選んだ洋食器を手に入れた約40年前から今に至るまで、日々の暮らしの中でさまざまな器を愛で楽しんでこられました。


「美しい洋食器は心に潤いをもたらします。一つ一つに思い入れがあって、どれも生涯大事にしたいものばかり」という愛用品の中から、今、特に気に入っているという器や、洒落た使いこなし方を教えていただきました。

集めて使うとなお可愛い、小さな器たち


愛しき洋食器と暮らす心豊かな私時間

トランプのスート形の「ヘレンド」のディッシュは、漆塗りの重箱の中に入れて仕切りのように使う。

手持ちの食器を使ったコーディネートにプラスすることで、新鮮さを与えてくれるアイテムとして最近楽しんでいるのが、“小さきものの複数づかい”。

愛しき洋食器と暮らす心豊かな私時間

緻密な絵付けに伝統の職人技が光る「ヘレンド」の品々。同じアイテムを6点ずつ揃えている。

「手のひらにのるようなサイズでも、ハンドペイントなどの繊細な手仕事で作られたものには強い存在感があります。単体だと使い道が限られてしまうのですが、持っている器と組み合わせて複数づかいすることでコーディネートの中に取り入れやすくなります。しまうときにスペースを取らない点も気に入っています」。

どんな使い方ができるかを、考えたり試したりするのも心躍る幸せな時間なのだとか。

愛しき洋食器と暮らす心豊かな私時間

帯締め用の桐箱に収めた箸置きは、すべて洋食器ブランドのもの。蓋部分に箸を置いて使っている「ヘレンド」のボックスは、中に調味料や薬味を入れて。

そして思っている以上に全体の印象を左右するというのが箸置き。「洋食器ブランドのカトラリーレストや小物を活用することが多いです。違和感なく洋食器を使ったコーディネートの中になじみますし、遊び心あるデザインは小粋なアクセントにもなります」。

セオリーを超えて、器遊びをもっと自由に

愛しき洋食器と暮らす心豊かな私時間

〈ロスチャイルド・バード〉と名付けられた絵柄の「ヘレンド」のティーストレーナーと専用ボウルをかごに入れて果物などを盛り、銘々で使う。用途にとらわれない自由な発想から、今までにないコーディネートが生まれる。

横瀬多美保/Yokose Tamiho

横瀬多美保さん
インテリアスタイリスト、テーブルコーディネーターとして女性誌や料理本で活躍。百貨店などのディスプレーや商品開発にも携わる。モダン&エレガントな世界観にファンが多い。著書に『テーブルコーディネートから始まる 美しい暮らしのインテリア365日』(小社刊)。





〔特集〕今のライフスタイルに合わせて選ぶ 新「洋食器」の楽しみ方



01 「美しいテーブルを楽しむ暮らし」

02 集めて使うとなお可愛い “小さな器たち”

03 マグカップに「旅情」を重ねて

04 感性で遊ぶ、オーダーメイドの楽しみ

05 ルボンボン優子さんのシノワズリなティータイム

06 岡本啓子さんの、心ときめく「パリの白い陶器」

07 パリの白い陶器「アスティエ・ド・ヴィラット」

08 料理研究家・佐川久子さんの“今、そしてこれからも使っていきたい器”

09 揚げ物や和食を、華やかな「洋食器」に盛りつけて“リゾート風”のテーブルに

10 宮澤奈々さんが使いこなす「ロイヤルコペンハーゲン」

11 毎日のランチにも大活躍。「レイノー」のシノワなボウル

12 「イッタラ」初夏の爽やかなブランチ

13 「ベルナルド」のシャガール・コレクション

14 「ベルナルド」のジョアン・ミロ

15 「レイノー」のジャン・コクトー

16 アンティークな雰囲気が漂う「グッチ デコール」

17 「ディオール メゾン」のテーブルウェアコレクション

18 植物学とアートを融合させた「エルメス」新コレクション





この特集の掲載号
『家庭画報』2021年7月号



『家庭画報』2021年7月号


『テーブルコーディネートから始まる 美しい暮らしのインテリア365日』

『家庭画報』をはじめとする女性誌で活躍する、インテリアスタイリスト・横瀬多美保さん。ご自身の1LDKでの暮らしを1年間にわたり追った『家庭画報.com』の人気連載が、一冊の本になりました。コーディネートの組み立て方、“自分らしい”空間の作り方も初公開! 今すぐ活用できる暮らしのtipsが満載です。
撮影/本誌・西山 航 取材・文/鈴木博美
『家庭画報』2021年7月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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