伝統工芸

モダンなトチの木のディナー皿。和洋中のどの食卓にも合います。

伝統工芸の美、再発見 第14回

お客さまをお招きする機会が増えてくるこの季節。おもてなしの食卓にぬくもりをもたらしてくれる、使い勝手のよい木のディナー皿が生まれました。

南木曽ろくろ細工のディナー皿

いかとアスパラガスのミルフィーユ風に、そら豆のソースを添えて。幅の広いリムにはパンをのせてお出しすることも可能。

まず目を引くのが、曲線美とも形容すべき端正な造形です。無駄のないシャープな印象を与えながらも、木の持つあたたかみで食卓に優しくなじみます。アシメトリーに配した見込みには黒漆を施し、どんな料理も鮮やかに映えます。

「幅広くとったリムにはソースを飾ったり、調味料を入れた小さな器を重ねたり……。どんな盛りつけをしようかと、アイディアがどんどん膨らみます」と楽しそうに話すのは、この器をともに考案してくださった料理研究家の若林三弥子さん。

お洒落なテーブルコーディネートが評判の若林さんならではの発想をもとに、ディナー皿と同じデザインのボウルと豆皿も製作してセットにしました。

ボウルや豆皿は、それぞれで使えるほか、ディナー皿に重ねたり、箸置きにしたりなど、多様に活躍してくれます。トチの木の優しく淡い色は主張しすぎず、和洋中の料理にデザートと、どんなメニューにもなじんでくれる、頼もしい器です。

南木曽ろくろ細工のディナー皿

真鯛とまぐろのお造り。セットの豆皿を箸置きにしてリムにのせ、ワンプレート風の演出を。

一緒に考えてくださったかた

若林三弥子(わかばやし・みやこ)さん

若林三弥子(わかばやし・みやこ)さん
結婚後、ご主人の転勤に伴い中近東・南米各国で生活する中で、料理の腕とおもてなしのセンスを磨く。2005年、北鎌倉の自宅にて、料理教室「ボアメーザ」を主宰。ほぼ毎日開かれる教室は連日満席で好評を博している。

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