人生を豊かにする猫のいる暮らし そばにいるだけで心を満たし、日々小さな幸せを運んでくれる“猫”という存在。一緒に暮らす楽しみや、猫モチーフを愛でるひとときなど、それぞれの「猫が好き」を集めた、猫愛に溢れる特集をお届けします。
「一緒に年齢を重ねていく愛しい家族です」
漫画家 桜沢エリカさん
猫 ルルちゃん

桜沢エリカさんの愛猫、ルルちゃん。17歳と年齢を重ねても自由気ままに家の中をお散歩。

桜沢エリカ(さくらざわ・えりか)
10代でデビュー、『メイキン・ハッピィ』で人気が不動に。恋愛漫画の名手として知られる一方、猫との暮らしや子育てを題材にしたエッセイ漫画にも定評がある。近著に『パリ 1921 蠍座の女と獅子座の女』(世界文化社)など。
気ままで愛おしい、歳をとってもゴージャスな美猫
漫画家として独立後間もなく、あけみちゃん、カッチーくん、ベンくんの3匹の日本猫と暮らし始めた桜沢エリカさん。「猫が好きすぎて、彼らとの生活の記憶を共有できる家族がいたらいいなと思ったことが、結婚のきっかけの一つだったかもしれません。3匹が亡くなったときも、夫と子どもたちがいたからこそ乗り越えることができたと思います」


次にやってきたのが、長毛種の3匹。「ルルちゃんは、ちょっと怒ったような顔つきがたまりません。俊敏な日本猫と比べると、長毛種たちはどこかぼんやりしていて、ケージに入れられても気づかず、病院に着いて初めて“えっ!”と焦るような間抜けなところも面白くて」
桜沢エリカさんの漫画。ルルたち長毛トリオが登場する『もふっ♡とさせて』(ホーム社)、独身時代に始まり、猫と家族が増えていった日々を描いた『シッポがともだち』(集英社)。
現在、月刊『オフィスユー』(集英社クリエイティブ)で連載中の「母ときどきねこ」では還暦を迎えた主人公と80代の母、そして猫との物語が好評を集めています。
「何を考えているのか注目したり、お気に入りのソファを取り合ったり、失敗する姿も愛らしいと思うのは、家族に対する気持ちと同じ。作品のための観察でもありますが、すべて日常の一部です」
奥の左がスコティッシュフォールドのメロくん、右はヒマラヤンのルルちゃん、手前はグレくん。「男の子2匹、女の子1匹はバランスがいいんです。今はルルちゃんだけなので少し寂しくなりました」。

生後2か月頃のルルちゃん。
2匹を見送り、ルルちゃんは17歳に。「最近、食欲が落ちて慌てて病院に連れて行ったのですが、検査の結果、17歳でこの数値は素晴らしいと逆に誉められました。まだまだ元気で、のんびりと余生を過ごしてほしいと思っています」
(次回へ続く。)
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