
おいしく健やかな毎日をつくる「わんこ薬膳」の基本(4) 「薬膳」とは、季節や体質に合わせた食材を使い、健康維持や病気予防を目的にした料理のこと。東洋医学の考えに基づいた“食養生”は、人間だけでなくペットの健やかな体づくりと不調解消にも役立ちます。この連載では、発売中の『いちばんやさしい わんこのための薬膳のきほん』(柴田千恵著、世界文化社刊)より、簡単かつ本格的な「わんこ薬膳」の取り入れ方を解説します。前回記事はこちら>>
寒さ厳しい冬。東洋医学では、冬は五臓(肝・心・脾・肺・腎)のうち「腎」と関係が深い季節とされています。
腎は成長・発育・生殖・老化などを司り、水分代謝を行いますが、冬は冷えにより腎の働きが低下しやすくなります。すると、体が芯まで冷たくなり、代謝や血流が悪化。冬の冷えから体を守るためには、生命の源である腎をサポートする食材や、胃腸を優しく温めて動きをよくしてくれる食材を使いましょう。
焼き鮭と野菜ごはんを香りのよいごま油で炒め、食欲をそそるチャーハン風に。鮭には胃腸を温める働きがあります。ごはんを炒めるときに使うごま油は、寒さで乾燥した皮膚などを潤す効果も。また、腎の働きを補う作用のあるキャベツやブロッコリーを使うことで、抵抗力のある強い体を作ります。
柴田千恵さん
しばた・ちえ 国際中医薬膳管理師・POMCペット中医薬膳管理師・国際中医師。愛犬の病気をきっかけに、2017年より「わんこのための食養生ごはん」の開発をはじめ、これまでに累計81万食を販売。同時に、ペットの薬膳教室や中医薬膳オンラインスクール、薬膳カウンセリング、講師業などを通じて、中医学や薬膳学の知識を実践的に活用できる学びの場を広げている。
一般社団法人POMC 食養生薬膳協会(オンラインスクール)https://www.petpomc.com
わんこの食養生ごはん(オンラインショップ)https://pawplus.jp
instagram:@pawplus
現役獣医師や管理栄養士なども受講するペット中医薬膳の専門家が、わんこ薬膳の基礎から実践までわかりやすく書き下ろした一冊。Webには載せていないレシピや食材も多数掲載しています。
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撮影/大見謝星斗(世界文化ホールディングス) イラスト/ねもときょうこ