インテリア

ミステリアスな花を集めて。不思議な雰囲気のアレンジを個性的な友人へ

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

2月20日の贈り花

2月20日の贈り花

ミステリアスな雰囲気のバースデーギフトで友人を驚かせたい

友人に贈るお誕生日のアレンジです。個性的な服や雑貨を好むお友達だそうで、手にしたときに驚くような雰囲気のアレンジにしてほしいとオーダーされました。

どんな花なら驚いて、喜んでいただけるだろうと考えているうちに浮かんだキーワードが“ミステリアス”です。

チューリップのミステリアスパーロット、そして飛騨の生産者さんから届いたシルバーブルーに染めたミステリアスなラベンダー。赤紫の網目模様がミステリアスなフリチラリア・メレアグリス。さらにスカビオサにこんな花色があったんだと驚くこと間違いなしのテラプチグリーン。

ミステリアスな花たちを集めてアレンジしてみると、想像以上にミステリアスな世界に仕上がりました。そんな不思議な雰囲気の中にもかわいらしさは必要だと思い、アプリコット色のキルタンサスを加えました。

チューリップ、フリチラリア、キルタンサス、そしてヒヤシンスはいずれも春咲きの球根です。球根の花が持つユニークさもまた、ミステリアスな雰囲気を盛り上げてくれていると思います。

なかなか珍しい雰囲気のバースデーギフトですが、これを贈られるのは、相手のことをよくわかっている方だけではないかと思います。さて、このアレンジを手にしたお友達がどんな表情で驚いてくださるか、想像するだけで楽しい気持ちになってきました。

【使用花材】
チューリップ ミステリアスパーロット
フリチラリア・メレアグリス
キルタンサス
ヒヤシンス ミストーキョー
スカビオサ テラプチグリーン
ラベンダー(染め)
銀葉アカシア

贈り花のヒント
チューリップやスイセン、ヒヤシンスにムスカリ。さらにフリチラリアやラナンキュラス、キルタンサスにフリージア……。春は秋植え球根がたくさん咲き揃う季節です。

球根の花は花形がそれぞれユニークで、アレンジやブーケに使うとそれだけで個性的な雰囲気になります。品種も豊富に揃いますが、出回り時期は4月上旬くらいまでと短いので、その間にぜひ利用してみてください。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

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