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なんて素敵な品種名!「バイオリン」というスイートピーと春の花のブーケ

藤野幸信さん 365日の贈り花ダイアリー 「フルール トレモロ」オーナー 藤野幸信さんが手がけたブーケやアレンジメントで綴る365日の花日記。贈り花のある、素敵な暮らしのヒントをお届けします。記事一覧はこちら

2月19日の贈り花

2月19日の贈り花

お世話になった方へ贈るアプリコット色のブーケ

お世話になった方にお礼に伺う際に、手土産にするブーケを依頼されました。花好きな方と伺い、少し珍しい花を加えたブーケにしようと考えました。

ちょうど届いたばかりの黒いラナンキュラスがあったので、これをアクセントに加えた華やかで大人っぽい雰囲気にしたいと思い、メインの花色をアプリコット色にしました。

ラナンキュラス、バラ、スイートピーと、この時期にはかわいらしいアプリコット色の花も豊富に揃っています。スイートピーは、バイオリンという名前のとても繊細な染めの品種です。花好きな方なら、部分的に少し茶色がかるこの花色は珍しいことがすぐにおわかりいだたけると思います。

もう1種、珍しさのあるフリチラリア・メレアグリスも加えました。赤紫の網目模様、どうしたってそこに目が行くほど素敵ですよね。黒いラナンキュラスとの取り合わせもしゃれた雰囲気でしょう。

お礼の品は別に用意されているそうですが、さらに新鮮な花を手土産にするというのが素敵な考え。手渡されたときに「わー、きれい!」と気持ちを盛り上げてくれるのは生花ならではの力だと思います。

【使用花材】
ラナンキュラス ちほの調(しらべ)、ブラックジャック
バラ リメンブランス
スイートピー バイオリン(染め)
フリチラリア・メレアグリス
銀葉アカシア

贈り花のヒント
優しい雰囲気で明るくてかわいらしい。アプリコット色は、見ているだけで幸せな気持ちにさせてくれる効果がある花色だと思います。

どなたにも好まれる花色なので、相手の好みがわからないときは、アプリコット色を選んでみるのがおすすめです。ピンクより個性的な雰囲気に感じられると思います。

特に春の花はアプリコット色が豊富に揃うので、ぜひ贈り花に利用してみてください。

下の写真をスワイプしてご覧ください。

藤野幸信/Yukinobu Fujino

広島駅から少し離れた段原の骨董通りにある「fleurs trémolo」(フルール トレモロ)オーナー。

広島大学大学院理学研究科生物科学専攻を卒業後、花の道に進んだ異色の経歴。

店名のtrémoloは音楽用語で震音を表し、「感動で声が震える」ことを意味する。感動する花束を多くの人に届けたい、という思いから、市場を頼らず、自ら生産者情報を入手して、お気に入りの花を集める。何種類もの花を使ったブーケは、エレガントでナチュラル。

制作したブーケのアップを続けているフェイスブックから人気が広がり、全国各地から贈り花のオーダーが届く。

月刊『フローリスト』などの雑誌の連載や表紙などでも人気。2018年6月に新著『季節の色合いを楽しむブーケ』(誠文堂新光社)を発刊。 https://www.fleurs-tremolo.com

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