'オズの魔法使い’'天使の首飾り’。さて、どんなお花でしょう？

8月31日の贈り花

たくさんの感謝の気持ちを花に托して

病院で長年婦長を務めていた方が退職することになり、院長先生から感謝の気持ちを込めた贈り花のオーダーをいただきました。

看護師さんといえば思い浮かぶのは、白いユニフォーム姿。最近ではパステルピンクのユニフォームもよく見かけます。そこで、白×淡いパステルピンクの花合わせにしようと決めました。


退職は人生の大きな節目でもあります。その重要性を考慮して、高級感のあるランをメインに使うことにしました。白い花びらで花心がピンクの、今回の花色合わせにぴったりのファレノプシスを見つけました。

パステルピンクの花はバラとダリアです。バラは優しいピンクを2種、ダリアはパステルピンクの中でも透明感のある品種を選びました。このダリアも品種名はオズの魔法使いといいます。具合の悪いときにいろいろと面倒見てくださる看護師さんは、魔法を使っているように私には感じられ、この品種名を知ったときに、ぜひ使いたいと思いました。

かわいいベル咲きのクレマチス、天使の首飾りも「白衣の天使」にかけて選びましたが、この遊び心が婦長さんにも伝わり、笑顔になってくれるといいなと思います。

【使用花材】
ファレノプシス ウエディングドレス
バラ Madka、アンジェリークロマンティカ
ダリア オズの魔法使い
クレマチス 天使の首飾り
ロータスブリムストーン
セダム
ゼラニウム
ユーカリ

贈り花のヒント
病院というのは、どこでもインテリアに色彩が少ないのが一般的です。その中に持ち込む花は、派手な色では目立ち、ともするとケバく見えてしまうこともあります。今回は婦長さんに贈る花ですが、病院内でお渡しすることを考え、トーンを抑えた色彩でまとめました。病院への贈り花の色は、いつもより控えめにするのがよいと思います。

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