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今森光彦さん、農家になる。冬の仕事のはじまり

環境農家への道 アトリエ「オーレリアンの庭」で知られる写真家で切り絵作家の今森光彦さん。理想とする里山を実現するべく、自ら農業従事者となり数年前に荒地を取得。その荒野を「オーレリアンの丘」と名付け、たくさんの蝶が集う美しい場所とすべく奔走する、今森光彦さんのエッセイです。これまでの記事はこちら>>

冬の土手はセピア色をしていて、ギシギ シやノアザミのロゼット状の越冬葉が点在する。

今森光彦、環境農家への道
第22回 冬の仕事のはじまり

(写真・文/今森光彦)

冬場は、スポット植え込みの季節。刈り込まれてセピア色になった理想的な土手には、紅色や緑色の斑点模様がある。

これらは、タンポポ、ノアザミ、ギシギシ、ハルノノゲシなどの土手の植物たちが、ロゼット状に越冬葉を広げているのである。

そして、その隙間を埋めている黄土色の草がチガヤ。土手の健康診断を兼ねて植え込みができるというわけだ。

ただしこのスポット 植え込みをするときは、田んぼとして使っている土手からは採取してはいけないし、 持ち主の承諾を得たとしても、掘り起こした後の窪みは、土でしっかりと埋めておく必要がある。

これから、冬の仕事のはじまりだ。

越冬場所を決めたキチョウ。

暖かなひだまりで日向ぼっこするアマガ エル。

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