インテリアレッスン
2018/07/03
テーブルコーディネートには、いつもと同じ空間に特別感をもたらす力があります。
インテリアスタイリストの横瀬多美保さんは、家族だけで過ごす食卓でも、時間的な余裕がある週末などには季節感のあるセッティングで食事の時間を楽しみます。
ちょうど今週末は、五節句の一つである七夕。ロマンティックな織姫と彦星の物語に思いを馳せながら、季節行事のコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょう。
七夕の日の、家族だけの気軽なランチに向けた2人用のテーブルセッティング。
「自由にイメージを膨らませて、一つの世界観をつくるのはとっても楽しいこと」と話す横瀬多美保さん。
特定の日のために作られた特別なテーブルウェアを使うのではなく、すでに持っているものを見立てることで、その日のテーマを表現してゆくことは、コーディネートの醍醐味の一つです。
「同じアイテムでも、組み合わせ次第で色々なテーマに合わせることができるんです。視点を変えてみたり、プラスアルファを補って“見立て”てみると、ぐっとコーディネートの幅が広がるはずです」
今回の七夕コーディネートも、とりわけこの日のためだけに揃えたテーブルウェアはありません。
しかしながら、空を思わせるブルーや、川に見立てたアレンジメント、星型やきらめくアイテムを重ねることにより、七夕らしさが表現されています。
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