水瓶座に伝えたい物語は？ 自分を知り、人間関係のヒントに〔鏡リュウジさん12星座の物語〕

鏡リュウジ
12星座の物語が説く〈自分自身〉と〈人間関係〉

深層心理学では、神話やおとぎ話は心の真実を秘めているといわれ、星座のイメージが運命や心を映す占星術へとつながります。物語の中の、あなたを幸せに導くヒントを探しましょう。

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【水瓶座（1／20〜2／18）】
周囲の人とともに新しいことに挑戦すれば、自分を高める機会に

アメリカ独立、フランス革命といった社会構造の大転換期に発見された「変革の星」天王星を守護星に持つ水瓶座。

セオリーどおりにいくと、ここで取り上げるべきは天空神ウラノスなのですが、どんどん子どもを作り、全宇宙の原初の神となったウラノスよりも、人類に火をもたらし、タブーを破ったプロメテウスのほうが、世界に改革を起こした天王星のイメージに近いのではないかという説があります。

神話では、プロメテウスはオリンポスの神々にしか許されていない「火」を地上に持ち込み、人類に与えました。それにより、人々は文明を手にすることができるようになったとされているのです。

水瓶座のあなたも、この地上にある「当たり前」をそのとおりに受け取ってはいません。旧来の考えに疑問を感じ、タブーを破って成長する姿こそ、水瓶座の有りようを体現しているといえるのです。

プロメテウスは単にタブーを破った神とされているだけではなく、知性の神ともされています。

周囲に、古い考えにとらわれ、新しいことに挑戦しない人ばかり集まってしまうと、その変革の力は抑圧され、単なる異質な存在として扱われてしまうでしょう。

しかし未来を見る視点と、非凡で個性を重んじる仲間が集えば状況は一変。たちまち斬新なアイディアが生まれ、既得権益の壁を破って、今まで見たことのない世界を築き上げるでしょう。

【プロメテウスの神話】

ギリシャ神話で知られる、プロメテウスの物語。アメリカの哲学者で心理学者のタルナスは、水瓶座の守護星・天王星と結びつけました。

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〔鏡リュウジ〕12星座の物語が説く〈自分自身〉と〈人間関係〉

・神話とおとぎ話はあなたへのメッセージ

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