山羊座に伝えたい物語は？ 自分を知り、人間関係のヒントに〔鏡リュウジさん12星座の物語〕

鏡リュウジ
12星座の物語が説く〈自分自身〉と〈人間関係〉

深層心理学では、神話やおとぎ話は心の真実を秘めているといわれ、星座のイメージが運命や心を映す占星術へとつながります。物語の中の、あなたを幸せに導くヒントを探しましょう。

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【山羊座（12／22〜1／19）】
自分の中の「子ども」をうまく表現することが幸せの鍵

真面目で勤勉といわれる山羊座。確かに、いざやるとなればオーバーワークになっても働き続ける、類いまれなるパワーの持ち主ではありますが、その行動の理由は、落ち着いた姿とは離れたところにあるようです。

山羊座の前身は、牧羊神パーン。下半身は山羊で上半身は人間、ワイルドで踊り好きという神様です。

あなたの中にも、実はそんな自然児のような面が眠っているのでしょう。人前ではしかめ面で、冗談などいわないように思われていた人物が、親しくなるととても朗らかで、ユーモア満点の話し上手だったというのは、山羊座にはよくある話なのです。

この牧羊神パーンが童話の『ピーター・パン』になったという説があります。ピーター・パンは、山羊座の大人の仮面の下で活発にはしゃぐ、永遠の子どもなのかもしれません。

自己を抑制し、理性的に物事を判断する山羊座のあなたが、ときに思いきり弾けたような行動をしたくなったり、家庭も仕事も放り出して遊びたくなったりしてしまうことがあるとすれば、それは内なるピーターが顔を出そうとしているから。

自分の中の「大人」と「子ども」のバランスをとり、どんな人にもその愛すべきキャラクターを表に出すことができるようになれば、より豊かな人間関係を築けるようになるはず。周囲の笑顔も驚くほど増えていくでしょう。

【ピーター・パン】

イギリスの作家、ジェームズ・バリの戯曲。永遠の少年、ピーター・パンの冒険譚は、大人のファンも多く、ミュージカルも人気です。

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〔鏡リュウジ〕12星座の物語が説く〈自分自身〉と〈人間関係〉

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