射手座に伝えたい物語は？ 自分を知り、人間関係のヒントに〔鏡リュウジさん12星座の物語〕

鏡リュウジ
12星座の物語が説く〈自分自身〉と〈人間関係〉

深層心理学では、神話やおとぎ話は心の真実を秘めているといわれ、星座のイメージが運命や心を映す占星術へとつながります。物語の中の、あなたを幸せに導くヒントを探しましょう。

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【射手座（11／23〜12／21）】
行動範囲を広げれば、チャンスを呼び込む機会も増える

射手座は、楽天的でのびのびとしている星座だといわれますが、実はそれは射手座の一面であると考えられます。

大らかで自由な気質を持つ星座ではありますが、自由を求めるがゆえに、それが叶えられないときの心の傷は意外にも深く、強いフラストレーションにもつながっていくのです。

自由人であるからこそ、より強く感じる現実の束縛。それはまるで、どこにいるかわからない『青い鳥』を探して旅立ったチルチルとミチルのよう。

足もとよりも、ずっと遠くを見るクセがついていて、本当はすぐそこに幸せがあるのに、自分ではなかなかそれに気づけない。もっと自由で素晴らしい世界があると思って、どんなに恵まれた人間関係であっても満足できない。そんな気持ちになりやすいでしょう。

理想と自由を求めるのは悪いことではありません。ただ、今あなたを大切にしてくれている人に対して十分な感謝ができているでしょうか。

自分が何を求めているのか、一度しっかり確かめてみれば、本当は不満など感じる必要はなく、むしろ感謝すべきだったと気づく瞬間があるのかもしれません。

あなたが射手座本来ののびやかさを発揮し、もっと幸福な人間関係を手に入れるために必要なこと。それは不満ではなく、希望を土台に世界を見る力。

今の環境もいい、行動範囲を広げてみるのもいい。そう考えるだけで、幸せは何倍にもふくらむはずです。

【青い鳥】

1909年に発表されたメーテルリンク作の童話により、広く知られるようになった物語。幸せは身近にある、という教訓も含んでいます。

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〔鏡リュウジ〕12星座の物語が説く〈自分自身〉と〈人間関係〉

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