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日常使いの「漆の器」に出合える。日本全国のおすすめギャラリー

2022.04.27

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普段使いのぬりもの(漆器) 第2回(全10回) より質の高い器を買い求める機運が高まっています。これまで、敷居が高いと敬遠されてきた漆器人気もその流れのひとつ。手に取り、唇に触れるたびに心が和む木の器は、殺伐とした時代にあってゆとりを取り戻す“癒やしの器”としての側面が再評価されています。前回の記事はこちら>>

修理の相談もできる「漆器に強い器ギャラリー」


日常使いの漆の器に出合える日本全国のおすすめのギャラリーをご紹介します。長年愛用した漆器の修理に対応してくれる漆器専門店も要チェックです。

営業時間や定休日は、諸事情により変更になる場合があります。個展会期中は入場に予約が必要な場合や、入場制限がかかる場合があります。事前に店のホームページなどで確認の上、お出かけください。

1.ギャラリーやなせ(京都)


ギャラリーやなせ(京都)


20名ほどの作家の器を常設し、展覧会はスペースを広げて開催。

店主のこだわりが光る京町家の漆器専門店


京都・西陣の一角にオープンして6年。「自分が好きなもの、嘘がないものを揃え、作る人、使う人の距離を縮めるのも自分の仕事」と話す店主の柳瀬佳代さん。

住まいと直結していることを強みに、長く使い続けている自身の器を参考に見せて比較してもらったり、作家の真摯なもの作りの思いを説明したり、と親身なアドバイスを日々行っています。

シンプルで使いやすい器を中心に、表情豊かな漆芸や色漆のもの、お母さん作家が手がける子ども用のもの、金属カトラリーを使っても傷が目立ちにくいものなど、日々の食卓をバージョンアップしてくれる漆器にも出合えます。

ギャラリーやなせ(京都)

「漆絵弁当箱」(20×7×高さ5センチ)各2万7500円。二段入れ子弁当、お椀、カップなど、すべて堀内亜理子。

ギャラリーやなせ(京都)

和洋に使える「平皿」(径30×高さ2センチ)黒漆2万2000円、同オイル仕上げ1万6500円、「深丸皿」(径30×高さ5センチ)1万1000円、3点とも瀬戸 晋。「テーブルスプーン」伏見眞樹(22センチ)2万2000円、「Ishiko 箸」さぬきうるしSinra(23センチ)各3850円。

ギャラリーやなせ(京都)

「ボウル」加藤那美子(径12×高さ6センチ)9900円。ペットの顔の絵付けは展覧会時のみ受け付け。1100円~。

京都府京都市北区紫野南舟岡町61-28
TEL:075(468)1627
営業時間:12時~18時
火曜~木曜、毎月28日~末日定休(展覧会前後不定休あり)
主な取り扱い作家:加藤那美子 菊地遥香 小林慎二 瀬戸 晋 高久敏士 冨樫孝男 永守紋子 伏見眞樹 堀内亜理子

2.漆ギャラリー舎林(大阪)


漆ギャラリー舎林(大阪)

手になじむぐい呑みは、右から相田雄壱郎(長径7.5×短径7×高さ5.5センチ)3万3000円、伏見眞樹(径6×高さ6センチ)7700円、土井宏友(径7×高さ5.5センチ)1万7600円。「本朱四方片口」輪島キリモト(10×10×高さ9センチ)7万7000円。「栗拭き漆盆」小田切健一郎(42.5×29.5×高さ3センチ)5万5000円。

漆器ファンが集う専門店で本物の漆の器に出合う


「非日常のイメージがある漆器を日々の食卓で気軽に使ってほしい」と語る店主の山田冨美子さん。2004年に22名の作り手の作品を扱うギャラリーと、漆塗りや金継ぎの教室を同時にオープンし、間口を広く設けて漆器の魅力を発信しています。

木地や塗りを長年手がける熟練の職人の器を中心に新しい色や加飾、形状に挑戦する作家にも注目し、年に5回ほどの展覧会を開催。

近年は、抗菌力の高さを生かした保存容器にもなる器や、お椀や鉢のように手になじむお弁当箱など、今の暮らしにフィットする使い回しのきく器の提案もしています。

漆ギャラリー舎林(大阪)

オーダーや修理の対応をしながら、日々使える一生ものの漆器を提案する店主の山田冨美子さん。

漆ギャラリー舎林(大阪)

下段の底をお椀のように丸みをつけた「銀杏根来弁当箱」高田晴之(径11.5×高さ10センチ)2万900円。

漆ギャラリー舎林(大阪)

時代の流れを捉えた器を展示。

大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋2-4-41
TEL:06(6624)2531
営業時間:11時~17時30分
木曜・土曜・日曜・月曜、毎月28日~末日定休
主な取り扱い作家:赤木明登 北原 進 桐本泰一 高田晴之 土井宏友 野村俊彰 箱瀬淳一 福田敏雄 伏見眞樹

3.スペースたかもり(東京)


普段使いの漆の器を発信する専門店


普段使いの漆専門ギャラリーの草分け的存在「スペースたかもり」がオープンしたのは24年前。商品である漆器に手を触れてはいけない店が多かった時代に、手に取って選べる希有なギャラリーでした。

「漆の良さは実際に手に取って、また使ってこそ。当初も今も一人でも使う人が増えればよいなと思っています」と主宰する高森寛子さん。扱うのは普段の食卓にしっくりなじむものばかり。ことさら漆であることを主張せず、いつもの料理をおいしく見せてくれる心強い器です。漆の器を見て、触れて、知ってから迎え入れたいという人が多く訪れます。

東京都文京区小石川5-3-15 一幸庵ビル302
TEL:03(3817)0654
営業時間:12時~18時(企画展期間中の金・土曜のみ開廊)
主な取り扱い作家:内田 徹 桐本泰一 佐川泰正 佐藤智洋 須藤賢一 手塚英明 福田敏雄 伏見眞樹 山口浩美
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