伝統工芸
2021/12/27
従来の漆器のイメージを覆す「RIN&CO.」シリーズは、全10色で形もさまざま。色違いで合わせるのも楽しい。いちごをのせたトレー丸S2420円。3つ重ねの上の器は4400円。食洗機対応。
漆器の新境地を開くのは創業228年の老舗「漆琳堂」です。8代目の内田徹さんは、福井県と福井大学と共同で食洗機にかけられる漆を開発。
「漆器は気軽に使いづらいという声からこのプロジェクトを始めました。ライフスタイルの変化に合わせて漆器も変えていくことで、日常の中で使ってもらえれば」。
技法の美しさが際立つ天然木と本漆の椀。手前から、刷毛目を残した「刷毛目椀」、筋入りの「千筋椀」各6930円、凜とした佇まいの「真塗り椀」9350円。
伝統的な形を継承しながら食洗機に対応した新商品。椀型の「一乗椀」と端反り型の「朝倉椀」は、各2サイズ・2色展開4950円~。
1793年から漆器作りを続ける漆琳堂。2人体制で塗りの作業を行う。
漆琳堂 しつりんどう
福井県鯖江市西袋町701
電話:0778(65)0630
営業時間:10時~16時
不定休(公式SNS、Webサイトで要確認)
越前漆器の新スタイルには、伝統を守り継ぐため、時代の変化を柔軟に受け入れる職人の気概が込められています。
「バロタン」はチョコレート専用のボックス。ヨーロッパではバロタンをバッグに入れて“マイ・チョコレート”を持ち運ぶ文化があります。越前漆器とゴディバがコラボレーションしたこちらには、チョコレートが2つ入ります。
表示価格はすべて税込みです。
撮影/湯浅 啓
『家庭画報』2022年2月号掲載。この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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