伝統工芸

佐賀が誇る名窯の器で晴れやかな食卓を[ピースクラフツSAGA]

ふるさと納税を通じて「つくり手とつかい手をつなぐ」、伝統工芸支援事業の「ピースクラフツSAGA」。プロダクトデザイナーの澄川伸一さんと窯元がコラボレーションし、それぞれの特徴を最大限に生かした新作が登場しました。

宮内庁御用達の気品ある佇まい
辻常陸窯/有田焼

〔返礼品〕写真右◇麗REI 染付花唐草文小皿 直径9.5センチ/寄付金額5万5000円 写真左◇麗REI 染錦花唐草文酒器 写真奥◇麗REI 染付花唐草文酒器 いずれも直径5.5×高さ10.3センチ/寄付金額各13万円

1668年、3代目主人の納めた器が霊元天皇より賞賛を受けたことから、皇室御用の窯となったという歴史ある一軒。

トンバイ塀は、有田を代表する風景の一つ。15代を数える「辻常陸窯」の趣ある佇まい。

今回は、和洋問わず干支や星座などで親しまれている“12”をテーマに、持ち手や底面などを12角形に。「酒器も小皿も難しい造形でしたが、形に導かれるように絵付けも決まりました」(辻 浩喜さん)。透明感のある澄んだ藍も、この窯ならではの上品な持ち味です。

和紙に炭で文様を描いてから、素焼きをした器にかぶせ、文様を写す。昔から伝わる技法を守り続けている。

天然の呉須を加えた藍の絵具は、ひときわ澄んだ色合い。何回も筆を重ねることも。

日々の食卓を楽しくする梅のモチーフ
源右衛門窯/有田焼

〔返礼品〕下から◇梅UME 白磁梅型鉢(大)直径13×高さ3.6センチ/寄付金額3万円 梅UME 白磁梅型鉢(小)直径9.8×高さ3.3センチ/寄付金額2万5000円 梅UME 赤絵梅見込ぐい呑 直径6.7×高さ3.1センチ/寄付金額2万円 

小紋風にしたり、モダンにデフォルメしたり。おなじみの梅文様を自在に取り入れた器が人気の窯元です。ふくよかな梅の形のぐい吞は、鉢大小2種と入れ子にもできる楽しいデザイン。料理やコーディネートにさまざまなインスピレーションを与えてくれることでしょう。

ろくろから下絵付け、上絵付けなど十数ある工程はすべて専門の職人さんが担当するのが、伝統の有田スタイル。

上絵付けに施す朱は、源右衛門窯らしい鮮やかさ。

「ご家庭で長く使えるよう、少し厚みのある作りにしています。常に身近な“食器窯”で、が私たちの信条です」(代表取締役・金子昌司さん)。

〔返礼品〕◇梅UME 朱赤木箱入黒釉梅型ぐい呑3客 木箱・横25×縦8.8×高さ5センチ/寄付金額6万5000円

淡雪のような透明感ある独特な青磁
畑萬陶苑/伊万里焼

開いた菊の花をモチーフにした湯吞み。程よい厚さも手に心地よい。〔返礼品〕右から◇爽SOU モイスト菊口湯呑み 直径7×高さ5.5センチ/寄付金額3万5000円 爽SOU モイスト流水桜長角皿 横20.5×縦11センチ/寄付金額3万円

佐賀・伊万里大川内山地区はかつて佐賀藩鍋島候の御用窯があった歴史豊かな地。“秘窯の里”とも呼ばれるその地に窯を持つ畑萬陶苑の「モイスト」シリーズは、鍋島焼伝統の一つ、鍋島青磁をベースにしたもの。はかない青、しっとりとしたマットな質感。青磁の新しい可能性を感じさせる風合いは、食卓に優美な時間をもたらしてくれます。

薄い青の地に、ほのかに浮かび上がる桜の花々。あたかも流水に浮かんでいるかのよう。〔返礼品〕◇爽SOU モイスト流水桜大皿 直径30.8センチ/寄付金額9万円

“しのぎ”の技が生み出す存在感
東馬窯/武雄焼

〔返礼品〕左から◇削SAKU 花入れ 直径5.5×高さ10.5センチ/寄付金額1万5000円 削SAKU ぐい吞 直径5.5×高さ4.5センチ/寄付金額2万円 削SAKU 湯呑み 直径7.5×高さ8センチ/寄付金額1万円

窯の裏山から採取した赤土、武雄特産のレモングラスを原料に加えた「レモングラス釉」を使うなど、地元・武雄市の原材料で器を作り続ける馬場宏彰さん。生地の表面が柔らかいうちに丁寧にへらで削った“しのぎ”の技が、軽やかな立体感を生み出します。使ううちに、地肌に染みた水分が艶となり、表面が個性的な味わいに変化。

レモングラス釉が生み出す明るい色合い。湯呑みに熱い飲み物を注いで手に持ってもそれほど熱さが伝わらないのは、凸凹感のあるしのぎ文様の効果とか。

大地の力強さを閉じ込めて
閑古錐窯/武雄焼

あらゆる料理を受け止めてくれる懐の深さが持ち味。ぐい吞みもすっぽりと手のひらに収まる。〔返礼品〕奧から◇岩IWA ぐい吞み 直径6.2×高さ6.1センチ/寄付金額3万円 岩IWA 楕円大皿 長径21.8×高さ4.2センチ/寄付金額6万円 

ろくろやたたらで一度成形してから、土が元に戻ろうとする力を読み、自然の変形を加えるという独特のプロセスを経て生まれる山本英樹さんの作品。ダイナミックなフォルムと使い心地のよさが共存する魅力的なデザインです。黒い釉薬をかけた色合いは、別名“ヤマモトブラック”。盛り付けた料理の表情を生かすと料理人にも人気。

石を削ったような楕円中皿。そのまま飾るだけでも部屋のアクセントに。〔返礼品〕◇岩IWA 楕円中皿 長径17.1×高さ4.2センチ/寄付金額3万5000円

Ranking今週の人気記事 ベスト5

家庭画報 最新号

6月号 4月30日発売

絶景の開運スポットへ

一部地域は輸送の関係で発売が遅れる可能性があります。

© SEKAI BUNKA PUBLISHING INC. All rights reserved.

Loading