占いのルールに従って厳密に読み解くと「60年に一度の激動の星」は、2027年の立春を迎えるまでは居座ることになっています。下半期になっても、「丙午」が意味する激しい炎──物事の“急上昇”、正義と正義のぶつかり合いのイメージは、まだ世間のムードとして残るかもしれません。
けれど、ご安心ください。占いのベースとなっている東洋哲学では「窮(きゅう)すれば通ず」とか「陽極まれば陰に転ず」という美しい言葉があります。「どんな物事でも、それが頂点(ピーク)を迎えたあとには必ず失速し、次の新しいものに入れ替わっていく」という言葉です。
激しかった炎は、いつまでも燃え続けることはなく、少しずつ形を変えていく。その「入れ替わりの兆し」がはっきりと見えてくるのが、この2026年の下半期でしょう。
特に、次のような生き方に心当たりのある方は、この下半期に素晴らしいポジティブな変化を体感できるはずです。
運気的な下半期の始まる立秋を迎えるころ、普段とは違うものへの興味が湧いてくるかもしれません。それはかすかな「兆し」。
たとえば、いつもはアラームより先に目が覚めるのに、ぐっすり眠れたとか、買い物で出かけたお店で、たまたま流れてきたBGMに心ときめくとか、どんな形であれ、普段とは違う自分に気づくはず。それがきっかけで、眠っていた積極性が目を覚ます予感です。
「もっと自分の心に素直になって、したいことに積極的になってみようかな」、そんなふうに心地よい勇気が内側から湧いてくるのを、カレンダーが進むごとに実感できるでしょう。
今めぐる一白水星には「知識の吸収」という意味もあります。もし「何の兆しも感じないけどなぁ」と思われる方は、自らこの星をつかまえに出かけてください。知識を吸収するために何か習いごとをスタートさせれば、星の輝きをものにできるはずです。
鑑定・文/暮れの酉 イラスト/多田景子