ジョニー楓の「運気予報」 惑星の配置や動きを読み解くことで、運気は天気と同じように「予報」することができます。ジョニー楓さんが毎月の運勢をお知らせ。決断の時期や気をつけたいことなど、あなたの「今日」にお役立てください。
2025年12月21日~30日
~射手座の金星と魚座の土星がスクエア(21日)、射手座の金星と魚座の海王星がスクエア(24日)、金星が山羊座入り(25日)、射手座の水星と魚座の土星がスクエア(30日)~
――この時期はどんな流れになるでしょう。ジョニー楓さん:例えば、急激に値段を上げて一時的にはインバウンド需要で好調だった商売も、徐々に陰りが見え始め、ここに来て某国の観光客が激減するダブルパンチを喰らって、結果、売り上げは過去イチ悪いかも……とか。
SNSで話題沸騰の美容法を始めたら、最初の数日は肌の調子が明らかに良くて“これ神かも!”って調子に乗って続けていたけれど、だんだん肌荒れが増え始め、そこへ季節の乾燥が重なって、むしろ今が過去イチ肌トラブルかも……とか。
他にも、昨日まで機嫌が良かったのに、とか、数日前までめっちゃバズってたのに、とか。
“風”と共に空を飛ぶ鳥や凧や飛行機も、風向きが変わったり燃料が尽きたりすれば、いずれ必ず着地せざるを得ないように、風に舞う、つまり「風の時代」は、どんなシーンでも好調さをキープできる時期は“一時”だけです。
繰り返しお伝えしていますが、下手に期待を膨らますと、膨らませた分だけ多分へこみます。
ただ、逆も言えて、今が最悪でも、すぐに復活の兆しが見え始めるのも風の時代の特徴です。
要するに「良いこと」も「悪いこと」も、過去の印象でその先をイメージし過ぎないことが大切です。現に、みなさまの気分も毎日変わっているように。
一回、一時良くても、それが続くと思わず、毎日フラットに次の方向性や工夫を常に考える。
安心、安定といった「地の時代」とは真逆なエネルギーですが、毎日緊張感を持って挑めば、人生が色褪せないし、大切な人との関係も腐らないはずです。
お付き合いに例えると、形にする、あるいは成就させることで今まで幸せを感じていましたが、そこに期待や執着が向いた途端、微妙になってしまうのが「風の時代」です。
逆に、敢えて“形”にしないことで油断もしない、退屈もしない。みたいに、常に変わることを“積極的”なものとして捉えていくことが重要な気がします。
先の要注意日で、“積極性”が宇宙と繋がるとお伝えしましたが、こういった内容が要素として含まれていることを頭に入れておいてください。
色々な開運法があると思いますが、まずはこの感覚を身体に叩き込まないと、どんな人もきっと気分良く過ごせないはずです。
また、家購入や結婚など、気分で方向転換し難いことは慎重に考えて行なってください。背負い込む責任は生き甲斐とも言えますが、気分が変わったのに逃れられない苦痛の方が風の時代は苦しいはずです。
それも含め、どんな変化にもすぐ立て直せるよう、できるだけ重い荷物を減らし「軽く生きる」ことを再度お勧めいたします。
できれば形にしなくても不幸に思わない境地を目指す、むしろ形になっていない方が幸せと思うくらいじゃないと、風の時代を楽しめないと思いますので。
ジョニー楓さん
雑誌連載や、個人セッションなど多岐にわたって活躍し、著名人からの鑑定の依頼も絶えない。タロットカードや、ダイスなども使い複合的に占う。インスタグラム/公式note
絵/植田志保(
shiho-ueda.com/)
ジョニー楓さんの連載「運気予報」は今回で最終回となります。2018年の開始から長きにわたり連載を読んでいただき、楽しんでいただきありがとうございました。