美味手帖

丹波産の小豆や黒豆を使った夏限定の涼菓! 京都「宝泉堂」からお取り寄せ

京都&パリ ひみつの美味案内 世界の食都、京都&パリ。地元のグルメな方々に、現地に暮らすからこそ知っているおすすめの美味をこっそり教えていただきます。記事一覧はこちら>>

※新型コロナウイルスの影響により、営業時間等に変更が生じる場合があります。最新の営業状況は、お店の公式ホームページ等からお確かめください。

【7月の美味案内】
涼やか和菓子で夏のご挨拶

(取材・文/西村晶子)

京都の和菓子は水から生まれ、いつか水に帰っていく。そのことが夏の和菓子をいただくとよくわかります。口に含むとつるんとしてほんのり甘く、すっと消えてなくなる……そんな夏のお菓子をご紹介します。

茶寮で人気の夏の甘味
「京しぐれ」をわが家で


ふっくら炊き上げた丹波大納言小豆、白小豆、黒大豆をちりばめた茶寮の人気メニュー「京しぐれ」。つるんとした寒天と豆の甘みのバランスが絶妙。蜜煮の豆はぬれ甘納豆風で、これだけでも美味。

「宝泉堂」は昭和27年(1952)の創業以来、丹波大納言小豆と丹波黒大豆を中心に、京菓子作りをしてきた和菓子店です。本店、茶寮、茶店などの直営店のみの営業で、店ごとに和菓子や甘味を作り、販売しています。

今回ご紹介するのは、夏限定の「京しぐれ」「豆入り寒天」「水ようかん」の涼菓。素材の風味や個性を生かしつつ、どれもつるんとした口あたりに仕上げ、見た目も涼やかです。

「店がある北山の伏流水を使った寒天と組み合わせ、口あたりよく仕上げました。小豆や黒豆で季節や歳時を表現するのはむずかしいですが、涼やかさと後に残る爽やかさは夏に好まれ、すっと溶けてなくなる水のようです」と話すご主人の古田泰久さん。


単品、詰め合わせがあり、箱のサイズもさまざま。京しぐれ6個入り1700円。写真右は、豆入寒天9個入り2450円。

茶寮で人気の甘味「京しぐれ」は、甘みをほとんど加えていない寒天に、宝泉堂の要ともいえる丹波の大納言小豆や白小豆などの蜜煮を合わせたオリジナルの逸品です。茶寮では絶妙の柔らかさに固めた寒天に3種類の豆をちりばめていますが、お取り寄せ用の京しぐれは寒天と3種類の豆をそれぞれ個包装し、好みの量や組み合わせで味わえます。

厳選した素材だけで作る
水のようにみずみずしい「水ようかん」「豆入り寒天」


「豆入り寒天」は、丹波大納言小豆、白小豆、丹波黒大豆を使用した「あずき」「白あずき」「黒豆」の3種類。各1個250円。

「豆入り寒天」も寒天と豆のみというシンプルな組み合わせの和菓子です。この手のお菓子は甘味が勝ち過ぎですが、こちらはほのかな甘みで豆本来のおいしさが存分に生かされています。よく冷やしてから器に盛りつけ、青葉を添えるだけで味も見た目も涼感が増します。

口の中ですっと溶ける「絹こしあん 水ようかん」。1個250円。

「絹こしあん」と名づけたきめの細かい上質なこし餡を使った「水ようかん」も口あたりなめらかで、溶けていくようなみずみずしさ。水のように口の中で消えてなくなります。

いずれのお菓子も個包装で、好みの詰め合わせの相談にも乗ってもらえ、箱のサイズもさまざま。1個から購入できるので、“おうちおやつ”にもぜひ!


趣のある空間に、丹波大納言小豆や丹波黒大豆の風味や特徴を生かしたお菓子が並ぶ店内。

下鴨神社の北に位置し、豊富な水脈と美しい空気、緑に恵まれた環境にある「宝泉堂」の本店。近くにある茶寮では、庭を愛でながら季節の生菓子や甘味が楽しめる。

宝泉堂(ほうせんどう)

京都府京都市左京区下鴨膳部町21
電話番号 075-781-1051
営業時間 10時~17時
定休日 日曜・祝日
http://www.housendo.com/
※お取り寄せのご注文はHPか電話にて受け付け。

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西村晶子/Shoko Nishimura

関西を拠点に、京都の食や文化、人、旅を幅広く取材、編集。長年、『家庭画報』の京都企画を担当し、さまざまな記事を執筆。最近の書籍の仕事に『旨し、うるわし、京都ぐらし』(大原千鶴著)がある。

撮影/内藤貞保

表示価格はすべて税別です。

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