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美味手帖

ひんやり涼やかな和菓子を京都「塩芳軒」からお取り寄せ! この夏は“おうち京都”を楽しんで

2020.07.02

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京都&パリ ひみつの美味案内 世界の食都、京都&パリ。地元のグルメな方々に、現地に暮らすからこそ知っているおすすめの美味をこっそり教えていただきます。記事一覧はこちら>> ※新型コロナウイルスの影響により、営業時間等に変更が生じる場合があります。最新の営業状況は、お店の公式ホームページ等からお確かめください。

【7月の美味案内】
涼やか和菓子で夏のご挨拶


(取材・文/西村晶子)

“withコロナ”の新しい生活が続き、夏到来を前に少しお疲れが出ていませんか? ご機嫌伺い、お見舞いの気持ちを込めて、京都の涼菓を大切な方に贈ってみてはいかがでしょう。


なかなかお店に来られない人のためにと、4月末からオンラインショップを始めたのは、明治15年(1882)創業の「御菓子司 塩芳軒(しおよしけん)」。新作の和菓子の発送もスタートし、“おうち京都”、“おうち和菓子”が気軽に楽しめるようになりました。

お店では買えない!
お取り寄せ限定の夏の新作「涼滴(りょうしずく)」


オンラインショップ限定の新商品「涼滴」は、作りたてのみずみずしさを味わえる涼菓。

6月までは生菓子(蒸し菓子)の発送をしていましたが、それに代わってオンラインショップ限定の夏の新商品「涼滴(りょうしずく)を販売開始。2種類の涼菓を化粧箱に詰め合わせた、贈答にぴったりのお菓子です。

「涼滴」 4個入り1728円。消費期限4日。クール宅急便でお届け(日曜・水曜の出荷不可)。9月頃まで販売し、秋からは生菓子の発送に切り替わる予定。

黒い器に入っているのは、金箔を飾った水羊羹(ようかん)。長年こだわってきた餡(あん)と京都の水、和三盆、寒天で仕上げており、上品な甘みと柔らかくてなめらかな口あたりが特徴です。

また、白い器には、葛(くず)と寒天に和三盆で風味をつけ、道明寺を合わせた羹。あっさりとした甘みにプツプツとした食感がアクセントに。フルーツを添えたり果汁を絞ったりすると味わいが増し、見た目も華やかになります。

どちらもよく冷やして器ごとお皿にのせるだけで涼しげに映り、おもてなしにも重宝しそうです。

本店でしか買えなかった
銘菓「聚楽」が我が家でも楽しめるように


豊臣秀吉が造営した聚楽第の跡地に店を構えていることから命名された銘菓「聚楽」1個172円。真ん中に型押しされている「天正」は秀吉が生きていた時代の年号のこと。箱入りを希望する場合は問い合わせを。賞味期限8日間。
オンラインショップの開設を機に、これまで本店だけで扱っていた銘菓「聚楽(じゅらく)」もお取り寄せができるようになりました。初代が考案した艶やかな焼き色の饅頭で、店がある西陣の中で育てられたお菓子なので、これまでは本店以外でほとんど販売することがなかったそうです。

聚楽専用に炊いたこし餡を、和三盆の蜜を使った独特の風味の生地で包み、天正の印を押した素朴な意匠の菓子で、口の中で餡と皮が溶けていきます。

長く楽しめる定番の涼菓!
「水ようかん」「梅ゼリー」「宇治かのこ」


左から、水ようかん、梅ゼリー、宇治かのこ、各324円。よく冷やすとおいしさがアップ。箱入りも対応可能。

夏の定番の涼菓3種類の販売も始まり、こちらは日持ちするパック入り。和三盆の甘みであっさり仕上げた口どけがよい「水ようかん」、心地よい甘みと酸味に梅の風味を効かせた爽やかな「梅ゼリー」、宇治の抹茶と鹿の子の豆を合わせた風味豊かな「宇治かのこ」と、見た目も味わいも3種3様です。

西陣をはじめ京都の人が長年信頼を寄せる菓子司の和菓子の数々。いずれの品も暑気払いはもちろん、自粛疲れのリフレッシュとしても喜ばれそうです。

黒地に白く染め抜いた暖簾を掲げる、風格ある店構え。

創業時の趣を残す店内。京都の風土や風習を繊細に映し出す菓子づくりに定評がある。

御菓子司 塩芳軒


京都府京都市上京区黒門通中立売上る飛騨殿町180
電話 075−441−0803
営業時間 9時~17時30分
定休日 日曜・祝日・月1回水曜(ほか不定休あり)
https://www.kyogashi.com/
※お菓子のお取り寄せはオンラインショップまたは電話にて受け付け。

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西村晶子/Shoko Nishimura

関西を拠点に、京都の食や文化、人、旅を幅広く取材、編集。長年、『家庭画報』の京都企画を担当し、さまざまな記事を執筆。最近の書籍の仕事に『旨し、うるわし、京都ぐらし』(大原千鶴著)がある。
表示価格はすべて税込みです。
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