美味手帖

家に常備したい京都のお取り寄せ美味。ちりめん5種と鱧・牛肉のおばんざい

京都&パリ ひみつの美味案内 世界の食都、京都&パリ。地元のグルメな方々に、現地に暮らすからこそ知っているおすすめの美味をこっそり教えていただきます。記事一覧はこちら>>

※新型コロナウイルスの影響により、営業時間等に変更が生じる場合があります。最新の営業状況は、お店の公式ホームページ等からお確かめください。

【5月の美味案内】
京都の美味をお取り寄せ

(取材・文/西村晶子)

京都のお土産の筆頭にあがる山椒ちりめん。さまざまな料理屋さんで作られていますが、その中からちょっと個性的なちりめんをご紹介。さらに夏の美味の鱧、ご飯がすすむ牛肉を使った常備菜も。1つ2つあるだけでご飯がとてもおいしくいただけ、ぶぶづけもランクアップします。


「京御所ちりめん」5種類。かいばしらとからすみは各1400円、ほかは各1000円。

地元客が支持する、贅沢ちりめん。自家製からすみや貝柱入りのオリジナルも

ご紹介するご飯のお供は、京都御苑の南西に位置する料理店「京料理 かじ」で作られているもの。写真の「京御所ちりめん」は、鮮度が良く、細かいサイズのちりめんを選び、ていねいに手をかけ、ふんわりと炊き上げたちりめんシリーズです。

京都でちりめんと言えば山椒ちりめんが一般的ですが、こちらのお店では「かいばしら」、「からすみ」、「あおのり」、「うめの実」、「さんしょう」の5種類があります。かいばしらは干し貝柱とていねいに蒸しもどしたうまみだしで炊き込み、他も自家製からすみ、豊かな風味の川海苔、南高梅干しの果肉、辛さ控えめの実山椒を加え、どれもやさしい味つけです。からすみはパスタ、かいばしらは炒飯に加えてもよく、あおのりやうめの実はサラダや冷ややっこにのせても。ご飯のお供だけでなく、料理にも使えそうです。


「京御所ちゃづけ」3種類。ていねいに骨切りした鱧の身をたっぷり使った贅沢な鱧磯部(左)、鱧香梅(中)、鱧山椒(右)。お茶漬けはもちろん白ご飯にもおすすめ。各1400円。

お茶漬けは鱧づくしで。3つの風味で炊き上げた鱧三昧の常備菜

次にご紹介する「京御所ちゃづけ」は、いずれも鱧の身を使った贅沢な常備菜です。佃煮ほど味は濃くなく、京都らしい鱧のうまみを生かした味つけ。浅草海苔と合わせた爽やかな「鱧磯部」、南高梅と合わせたさっぱりとした味つけの「鱧香梅」、山椒をぴりっと効かせた「鱧山椒」の3種類があり、6月以降は「鱧南蛮漬」・「鱧柚庵焼」(各1400円)の瓶詰が期間限定で登場します。

京都のおばんざいを彷彿とさせる当座煮3種。牛の生麩時雨煮(左)、牛の湯葉山椒煮(中)各1400円、鰯の香梅煮(右)1000円。

湯葉や生麩を加えたちょっと贅沢な牛肉しぐれ、ほっこり味の鰯の炊いたん

ご飯がついつい進んでしまうのがこちらの当座煮シリーズ。少し甘めの味つけで、当座(「しばらく」の意味)の名のとおり、日持ちもします。牛肉の当座煮は、揚げた生麩と生姜を合わせた時雨煮と、湯葉を加えた山椒煮の2種類があります。さらに、京都らしいおばんざいがお好みなら「鰯の香梅煮」がおすすめです。昔ながらの鰯の炊いたんを思わせる、梅と共に炊き上げた一品で、懐かしくてほっこりする一品です。

いずれもわが家に常備したくなるご飯のお供。おつかいものとしても重宝しそうです。


店内はカウンターのほかに個室もあり、地元の贔屓客が多い。昼夜とも気軽に京料理が楽しめる。

京都御所の南西、丸太町通に暖簾をあげる料理店。取り寄せ品は瓶詰のほかに鍋ものや鯖ずしなども。写真は主人の梶 憲司さん。

京料理 かじ

京都府京都市中京区丸太町通小川東入る横鍛冶町112-19
電話番号 075-231-3801
Fax 075-708-3211
定休日 水曜(祝祭日の場合は営業)
http://www.kyoto-kaji.jp
メール kaji.marutamachi@gmail.com
※お問い合わせ・ご注文は、お店に電話かfax、またはメールにて。

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西村晶子/Shoko Nishimura

関西を拠点に、京都の食や文化、人、旅を幅広く取材、編集。長年、『家庭画報』の京都企画を担当し、さまざまな記事を執筆。最近の書籍の仕事に『旨し、うるわし、京都ぐらし』(大原千鶴著)がある。

表示価格はすべて税込みです。

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