美味手帖

干し柿の優しい甘さ「粋甘粛」。和食器店「宙」吉田さんに聞く喜ばれる手土産

My Delicious 喜ばれる手土産/吉田美穂子さん(「宙」店主)

東京・学芸大学駅のほど近くで和食器店を開いて20年余り。店主の吉田美穂子さんは「展覧会の打ち合わせなどで作家の工房を訪ねる際は、相手の好みに合わせて和菓子、洋菓子を手土産にすることが多いですね」と話します。

そうした中で出合ったのが「粋甘粛(すいかんしゅく)」。長野県産の市田柿を干し柿にして、まるごと使って作られた和菓子です。

「粋甘粛」6個入り

飴色の果肉を持つ干し柿の姿と味わいをそのまま生かし、控えめな甘さの白餡を詰め、和菓子に仕立てた「宗家 源 吉兆庵」を代表する菓子の1つ、粋甘粛。販売期間は9月中旬から3月下旬。「粋甘粛」6個入り 3400円/宗家 源 吉兆庵

「干し柿が肉厚で、それにとってもジューシーで驚きました。白餡の優しい甘みが干し柿の自然な甘さとよく合いますね」と吉田さん。

粋甘粛

粋甘粛は1センチほどの幅に切っていただくと、干し柿と白餡のバランスがちょうどいい。器は店で取り扱う作家のもので、菓子を盛ったのは吉野敬子さんの黒唐津角皿。加藤 財(たから)さんの丸ポットで和紅茶をいれ、三浦ナオコさんの広東型そば猪口でいただく。

このお菓子に合わせたのは、奈良の月ヶ瀬健康茶園で「べにふうき」という茶葉から作られた和紅茶。「インドのダージリンよりもまろやかで渋みも少なく、色も柿色。このお菓子にはぴったりだと思います」。

吉田美穂子(よしだ・みほこ)さん

吉田美穂子(よしだ・みほこ)さん

会社員として働いた後、器好きが高じて合羽橋の和食器店勤務を経て、1997年目黒区碑文谷に和食器の店「宙」をオープン。店内には陶磁器、漆器、ガラスなど、日々の暮らしを豊かにしてくれる作家ものの器が並ぶ。月に2回ほど作家の個展を開催。

表示価格はすべて税抜きです。

撮影=大山裕平

「家庭画報」2018年1月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

Ranking今週の人気記事 ベスト5

家庭画報 最新号

2018年12月号 12月1日(土)

3種同時発売!

一部地域は輸送の関係で発売が遅れる可能性があります。

© SEKAI BUNKA PUBLISHING INC. All rights reserved.

Loading