シャンパーニュメゾン「ドン ペリニヨン」は2026年、3種のヴィンテージを同時にお披露目しました。ヴェールを脱いだのは、「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2017」「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2008 プレニチュード 2(P2)」「ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2010」。気候条件、ぶどうの成熟度、熟成の時間などは年により異なりますが、ドン ペリニヨンはいかなる困難な年でも単一年の収穫のみでシャンパーニュを造る姿勢を貫いてきました。「自然の多様なコントラストを一つのハーモニー(調和)へと昇華させること。それがメゾンの哲学です」と語るのは、醸造最高責任者のヴァンサン・シャプロン氏。
5月中旬に行われた新ヴィンテージお披露目のディナーにて、醸造最高責任者のヴァンサン・シャプロン氏。
5月中旬に行われたお披露目のディナーでは、レストラン「été(エテ)」オーナーの庄司夏子氏がこの日のために考案した料理と3種のシャンパーニュをペアリング。「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2017」は、複雑な気候条件を乗り越えて生まれた希少な一本。ドン ペリニヨン史上最小の生産量ともいわれます。雨上がりの大地が放つペトリコール、柔らかなジャスミンの香りに、熟した桃やプラムの果実味、凝縮感が重なり、深みのある余韻へと続きます。
「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2017」に合わせたのは「ポメロ」。花びらに埋もれた柑橘の釜の中に入るのは、甘海老のタルタル入りガスパチョ。
「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2008 プレニチュード 2(P2)」は、約15年に及ぶ熟成を経て“第二のプレニチュード(到達点)”へ。洗練された酸と深み、クリーミーな質感が幾重にも重なり、長い時間だけが育むことのできる複雑さ、エネルギーが感じられます。さらに「ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2010」は、ピノ・ノワールの生命力を鮮やかに映し出した一本。凝縮感のある果実味と繊細な酸、しなやかなテクスチャーが調和し、余韻が長く続きます。
「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2008 プレニチュード 2」は、「鮑 白アスパラガス グラタンシート ソースアルベール」を合わせて。爽やかな酸味、クリーミーな舌触りが料理とよく合う。

「ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2010」は、「牛ヒレのパイ包み 赤ワインソース フォンドボーベース」とペアリング。ピノ・ノワールの濃密さ、凝縮感が赤ワインソースの力強さと呼応する。
同一年に3つのヴィンテージを同時にお披露目するのは極めて稀なこと。ユネスコ世界遺産にも登録された地下セラーの暗闇の中で、澱とともに熟成を重ねる長い歳月がもたらした3つの個性。それぞれのヴィンテージが刻んだ時間に思いを馳せながら味わいたい3本です。
左から、「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2008 プレニチュード 2」8万4040円、「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2017」3万9160円、「ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ 2010」6万5560円(すべて750ml、税込み)
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