静岡県中部の「するが地域」は、点在する茶畑でお茶作りが盛んなほか、全国で生産されたお茶の集散・出荷の一大拠点でもあります。
そんなするが地域で楽しめるのが、2種類以上の静岡茶と、お茶を使ったスイーツを堪能できるアフタヌーンティーイベント「するがヌーン茶(ティー)」です。2023年に始まって人気を博し、今回は2026年2月28日まで、茶農家や製茶問屋、カフェなど32店舗で味わえます。
「するがヌーン茶(ティー)」を体験するために訪れたのは、製茶問屋「小柳津清一商店(おやいづ せいいち しょうてん)」が運営するお茶カフェ「雅正庵(がしょうあん)千代田本店」です。厳選された静岡茶と和洋スイーツのペアリングをはじめ、抹茶を練り込んだ「自家製抹茶生パスタ」など、様々な形でお茶の魅力を堪能できます。

「アフタヌーンティー プレミアム雅」は、静岡産抹茶をふんだんに使ったスイーツや料理を満喫できる人気メニュー。8種のスイーツと、抹茶生パスタを含む3種のセイボリーで構成されます。
抹茶クリームをもっちりとした大福で包んだ名物「鞠福(まりふく)」や、抹茶の風味と柚子のジュレの酸味が好相性な「生搾り抹茶モンブラン」、抹茶を贅沢に使用した「抹茶ポタージュ」など、食感も食材の組み合わせも実に多彩です。
他の「するがヌーン茶」参加店舗では、静岡抹茶入りの練り切りと蒸し煎茶、煎茶どら焼きと本山和紅茶など、静岡茶ならではの多様な味わいに出逢うことができます。まだ見ぬお茶の世界に浸れる、するが地域ならではのアフタヌーンティーです。

静岡市では、お茶農園の見学や農家と交流ができる「お茶ツーリズム」や、お茶がもらえる「お茶ラッピングタクシー」の運行、銘茶の販売・抹茶挽き体験などを行う「駿府大御所大茶会」など、市を挙げてお茶の魅力を幅広く発信しています。
「お茶のまち静岡市」へ、新たなお茶の魅力に出逢う旅に出かけてみてはいかがでしょう。
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