〔特集〕駅弁発売140年 ふるさと自慢が勢揃い 47都道府県「駅弁」博覧会 地域を象徴する食材や独自の調理法で作られた料理が詰められた駅弁は、旅の高揚感とともに郷愁も誘う何とも魅力的なアイテムです。47都道府県、美味なる旅のお供が大集合。編集部が厳選した「駅弁」博覧会の開幕です。
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ご当地「駅弁」誌上万博
鶏弁当パビリオン
大人から子どもまでファンが多い鶏弁当。変わらない味を届ける老舗からホープまで、バラエティ豊かな8軒をご紹介します。
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ファン多数の「鶏弁当」をフォトギャラリーでまとめて見る→王道人気! 各地の鶏を食べ比べ
【秋田県】奥羽本線を代表するベストセラー鶏めし80年近く愛される懐かしの味。ほろっと柔らかく煮込んだ鶏肉は、秘伝のスープで炊き込んだご飯と一体に。冷めてもおいしい仕上がりになるよう、熟練の技を持った職人が季節や温度によって米の炊き方を調整しています。
●JR大館駅ほか 990円/花善 電話:0186(43)0870
【茨城県】身の引き締まったしゃもを味わう新星駅弁奥久慈しゃもべん2021年より販売を開始。昼夜の寒暖差が激しい県北地域でたくましく育つ奥久慈しゃもは、冷めてもジューシーな食感。甘辛いそぼろや、山菜の醬油漬けが、ご飯のおいしさを引き立てます。那珂川や久慈川など地元の水を使った日本酒にもぴったりです。
●JR水戸駅 1300円/しまだフーズ 電話:029(297)4757
【埼玉県】大きなから揚げで思わず笑顔に復刻 鳥新弁当秩父の焼き鳥店「鳥新」による、惜しまれつつ終売した弁当を復刻。大ぶりの胸肉のから揚げは醬油のみのシンプルな味つけ。柔らかくジューシーと人気です。鶏皮や肝、じゃがいもの煮物もご飯が進みます。数量限定。
●秩父鉄道秩父駅 850円/秩父こいずみ 電話:0494(22)0186
【東京都】老若男女問わず愛される胸キュン駅弁チキン弁当東海道新幹線の誕生とともに販売開始したロングセラー。変わらないレトロなパッケージについ手が伸びてしまいます。シンプルなトマト風味のライスと、カリッと揚げたスパイシーなから揚げは、当時から継承する懐かしい味。酸味のきいたピクルスも美味。
●JR東京駅ほか 950円/JR東日本クロスステーション フリーダイヤル:0120-658-078
【長野県】フレッシュなサラダが嬉しい、老舗の鶏めし信州地鶏めし創業100年以上の老舗の鶏めしは、のびのび飼育された信州福味鶏のもも肉がメイン。甘辛い照り焼きとそぼろは白米と相性抜群です。無農薬で栽培された新鮮なリーフレタスと海藻のサラダの付け合わせも嬉しい、ヘルシーな一品。
●JR松本駅 1150円/イイダヤ軒 電話:0263(32)2319
【徳島県】胸肉&もも肉を観光列車で欲張りに栗尾商店監修 阿波尾鶏弁当全国随一の出荷量を誇る「阿波尾鶏」のもも肉は照り焼きに、胸肉は塩焼きにして豪快にトッピング。甘みたっぷりの鳴門金時の蜜いもは、箸休めに嬉しい一品です。県の東西を結ぶ観光列車に乗って、ゆったりと召し上がれ! 公式HPにて要予約。
●「藍よしのがわトロッコ」車内ほか 1350円/三好野本店 電話:086(200)1717
【福岡県】発売から100年以上! 進化する郷土の味かしわめし北九州のソウルフード、かしわめしを大正10年から販売する「東筑軒」。炊き込みご飯には、2025年3月より大麦を1割ブレンド。受け継がれてきた秘伝のスープの味はそのままに、新食感を楽しめます。
●JR折尾駅ほか 970円/東筑軒 電話:093(601)2345
【宮崎県】スライスした柔らかな胸肉に注目都城郷土料理 かしわめし都城の家庭料理として親しまれているかしわめしを駅弁にした一品。スライスした鶏胸肉からジューシーなうまみが広がります。しっかりした味わいの肉とご飯は、宮崎名産のいも焼酎と一緒にいただいても格別です。パイナップルも南国気分に誘います。
●JR西都城駅 850円/せとやま弁当 電話:0986(22)1000
(次回へ続く。
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