本間節子さんのさわやか日本茶レシピ　お茶をボトルにいれて手土産に

〔特集〕新茶の季節到来　お菓子研究家、本間節子さんのさわやか日本茶レシピ　お菓子研究家であり、日本茶に造詣の深い本間節子さんに、日本茶のうまみが引き立つ新しくておいしい飲み方や、日本茶を使ったとっておきのお菓子レシピを教わります。前回の記事はこちら＞＞

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とっておきのお茶をボトルに入れて手土産に

私は持ち寄りの集まりでは、手作りのお菓子のほか、おいしい日本茶を冷たく冷やして瓶に入れ、きれいな薄い色の包装紙やリネンのふきんなどに包んで持って行きます。

日本茶は光に弱いので、遮光のために色つきのボトルで販売されていることが多いのですが、自分で作るときは、透明の瓶に入れて日本茶の美しい色も見えるようにしています。特に、水出しのお茶は透明感があり、日本茶の色とうまみを堪能していただけます。


気をつけることは、雑菌の心配のないきれいな洗った瓶などに入れ、現地では冷蔵庫に入れて冷やし、なるべく早く飲みきることです。市販品のように保存料が入っていない分、安心で安全ですが、保存ができないものだと思ってください。

和紅茶や釜炒り製玉緑茶などの変わり種や、玉露などの話題性があるもの、水色がきれいで飲みやすい煎茶や深蒸し煎茶を選んでいます。

本間節子さんが今、注目するおいしいお茶

●彩の国生まれの品種茶
ゆめわかば＆さやまかおり（深蒸し煎茶）
「ゆめわかば」はさわやかで甘い香り。「さやまかおり」は花のような香りでひかえめなうまみとさわやかな渋みがある。
『茶工房　比留間園』埼玉県入間市上谷ケ貫616　TEL：0120-51-4188（フリーダイヤル）

●半発酵のほうじ茶（ほうじ茶）
フルーティーな味と香りが楽しめる。「本山の香り茶」、「香寿」もおすすめ。
『丸高農園』静岡市葵区小瀬戸2413-1　TEL：054（278）1141

●うれしの釡炒り茶　徳永の唐仙（釡炒り製玉緑茶）
黄金色で、すっきりと香ばしい。
『徳永製茶』佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙1938　TEL：0120-129-484（フリーダイヤル）

●あさつゆ（蒸し製玉緑茶）
濃厚な甘みとうまみが特徴。
『茶友』長崎県東彼杵郡東彼杵町一ツ石郷874　TEL：0957（47）0611

●和光（抹茶）
まろやかで甘く、味のバランスがよい。
『丸久小山園』京都府宇治市小倉町寺内86　TEL：0774（20）0909

●かなやみどり烏龍（烏龍茶）
軽発酵・軽焙煎の烏龍茶で、ほのかな甘い香気とすっきりさわやかな風味が特徴。
『有村製茶』鹿児島県霧島市溝辺町麓2538-3　TEL：0995（58）4159

●望 つゆひかり 初摘み（深蒸し煎茶）
濃緑で鮮やかな水色と強い甘みがあり、最上級の茶葉を使用した希少なお茶。
『サンエース』静岡県沼津市大塚33-6　TEL：055（967）3522

●有機煎茶　黒山（深蒸し煎茶）
お茶本来の豊かな香りと、とろっとしたまろやかな口あたり。化学農薬や化学肥料を一切使わない、有機茶のみを使用。
『井ヶ田製茶北郷茶園』宮崎県日南市北郷町郷之原乙2341-1　TEL：0987（55）2240

●炒香（釡炒り製玉緑茶）
蒸しながら炒る、ちょっと珍しい工程で作られる。ほのかに香ばしくすっきりした味わいの中にうまみを感じる。
『茶友』長崎県東彼杵郡東彼杵町一ッ石郷874　TEL：0957（47）0611

●成里乃（なりの）（抹茶）
20年の歳月をかけて生まれた希少な抹茶。風味が豊かで、まろやか。
『堀井七茗園』京都府宇治市宇治妙楽84　TEL：0774（23）1118

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本間節子（ほんま・せつこ）

お菓子研究家、日本茶インストラクター。自宅でお菓子教室「atelierh」（アトリエ　エイチ）を開くほか、書籍や雑誌でのレシピ提案、日本茶のイベントや講習会などで幅広く活躍している。お茶に詳しく、お菓子や食事に合わせたお茶の提案に定評がある。

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