美味手帖

名店のアイスクリームソーダを“歌舞伎女方の役”に例えると? 中村米吉さんの銀座スイーツ巡り

歌舞伎界のスイーツ王子・中村米吉さんの銀座スイーツ巡り 第2回(全5回) 「甘いものは世界を救う! 銀座のスイーツは、みんなを幸せにします」。甘いもの好きで知られる中村米吉さんが、今すぐ食べたい銀座の極上スイーツをご案内。家庭画報.comのために、それぞれのスイーツを歌舞伎女方の役柄にたとえていただきました。その着眼点は歌舞伎役者のかたならではです。前回の記事はこちら>>

資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ

資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ

思わず写真を撮りたくなる!

「特別な日に足を運ぶ特別なお店」と米吉さん。

1902年の創設時からのメニュー、ソーダ水とアイスクリームから生まれたアイスクリームソーダはフルーツからシロップを作った大人の味。

定番のレモン、オレンジに加え月替わりの10月のフレーバーはカシス。「写真映えすることも今のお客さまに人気の理由でしょうね」。

アイスクリームソーダ 各1150円。

歌舞伎女方の役柄に例えるなら……『雪暮夜入谷畦道 直侍』の三千歳

──中村米吉さん談
色とりどりで目にも楽しく、ソーダの爽やさとアイスクリームの濃厚な甘味との取り合わせが素敵。ソーダの透明感のある美しさにアイスクリームのまったりとした色気。そして溶けてしまうその儚さはまさしく雪の風情。直次郎との今生の別れを嘆く三千歳が重なります。

このクリームソーダも2人の逢瀬のようにあっという間に溶けてしまうからご用心!

Information

資生堂パーラー 銀座本店サロン・ド・カフェ

東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル3階

TEL 03(5537)6231(予約不可)
営業時間 11時~20時30分LO (日曜・祝日~19時30分LO)
定休日 月曜定休(祝日は営業)

中村米吉(なかむら・よねきち)

1993年東京都生まれ。5代目中村歌六の長男。2000年7月歌舞伎座で5代目中村米吉を襲名し初舞台。2022年10月1日〜26日、国立劇場『通し狂言 義経千本桜』Aプロ、Bプロに出演。12月23日〜25日にはウインクあいち大ホールで、2023年1月6日〜11日には東京芸術劇場シアターウエストで初の主演舞台『オンディーヌ』も控えている。オフィシャルサイトはこちら>>

中村米吉左・『義経千本桜 鳥居前』(国立劇場蔵) 右・歌舞伎俳優の中村米吉さんのお気に入り、銀座ウエスト 本店の前にて。「歌舞伎座に出演した帰りによく寄ります。フルーツを使った季節ごとのケーキにも、いつもときめいています」。

 


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この特集の掲載号
『家庭画報』2022年11月号

表示価格はすべて税込みです。

撮影/鍋島徳恭、大見謝星斗 ヘア&メイク/髙橋 貢 取材・文/清水井朋子

『家庭画報』2022年11月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。

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