美味手帖
2022/08/30
次の九州は“美味しい”を訪ねて 第14回(全23回) 佐賀県と長崎県は2022年9月に西九州新幹線の開業を控え、旅の目的地として再び注目が集まっています。今回は新幹線が走るエリアを軸に「美味しい」をキーワードに探訪しました。前回の記事はこちら>>
今秋の西九州新幹線開業を待つ長崎・佐賀。佐賀は、鎌倉時代に栄西禅師が中国から持ち帰った茶の種をまいた場所であることから、日本茶のはじまりの地の一つといわれています。
また、江戸時代に長崎から砂糖が運ばれた長崎街道は、シュガーロードの名で親しまれ、その街道沿いには数々の個性的なお菓子の店が並んでいます。長い歴史に培われた伝統を守るだけでなく、新しい取り組みもなされ、訪ねると新鮮な驚きがいっぱい。
そんな長崎・佐賀のお茶とお菓子の“今”をお届けします。
長崎の町歩きで立ち寄りたいのが、カステラの老舗「松翁軒」の喫茶室「セヴィリヤ」。
手焼きのカステラは、卵を割るところから焼き上がりまで、すべての工程を一人の職人が行います。チョコレート味のカステラ「チョコラーテ」は、カカオマスの濃厚な味となめらかな口どけが魅力。
注文が入ってから1つずつ仕上げるミルクセーキは、クラッシュの氷が入った長崎タイプです。長崎スイーツコンビでエネルギーをチャージして散策再開!
02 雲仙に開業して30年。揺るぎなき名門を訪ねて「旅亭 半水盧」
03 長崎、美食の旅の目的地。旅人の心に響く一皿「ヴィッラ・デル・ニード」
04 風味が濃く甘い“地元野菜”を天ぷらで。雲仙温泉の旅館・福田屋内「香ふく」
05 搾りたてミルクのチーズファーム「パインテールファーム」(小浜町)
06 夏の週末のみ営業!絶景を見晴らす「いちご農家のかき氷」
07 浜の川湧水を眺めながら、涼やかな島原名物「かんざらし」を
08 伝統野菜や果物のフレーバーが人気。アイスソルベ専門店「アールサンクファミーユ」
11 「鍋島」でもてなす、1日1組のオーベルジュ「御宿 富久千代」
13 JR肥前浜駅に、ホーム直結のバー&カフェ「HAMA BAR」
撮影/阿部 浩 取材・文/羽根則子 取材協力/長崎県 九州観光機構 九州旅客鉄道
『家庭画報』2022年9月号掲載。
この記事の情報は、掲載号の発売当時のものです。
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