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愛媛の食材と郷土料理を新たな解釈で。地元のグルメが通う和食の名店「草庵 田なか」

2020.10.27

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「四国の魅力」を味わう 第7回(全18回) 四方を海に囲まれ、自然の恵みが溢れる四国。秋には山海の幸が旬を迎えます。瀬戸内の美しい景色とともに、土地の食材を味わえる名店の料理、ご自宅で作れるレシピ、お取り寄せ情報をお届けします。前回の記事はこちら>>

草庵 田なか(愛媛県・松山市)


田なか
〔正岡子規にちなんだ器と秋の味覚に心が躍る八寸〕
愛媛県出身の俳人・正岡子規をイメージした器づかいに大将の心遣いを感じる。すすき文様の香合に短冊形の皿、月に見立てた金盃に盛った珍味の数々。ピオーネと鱧の子の塩辛、翡翠ぎんなん、蒸しあわび、さいまき海老、栗の蜜煮、新丸十、きぬかつぎなど豊かな秋の実りに感謝しながらいただきたい。

一皿ごとに愛媛の季節を紡ぐ


愛媛の食材を最大限に生かし、和食の既成概念にとらわれず新しい料理を生み出す名店「草庵 田なか」。


兵庫県出身の大将・田中法行さんが愛媛の食材に魅せられ店を構えてから約10年。おもてなしの精神を胸に、お客さまがお店で過ごす間は空間を丸ごと楽しんでいただきたいと、料理だけでなくしつらいや器すべてに趣向をこらします。

柿の濃厚な甘みと酒粕クリームの極上デザート
〔柿の濃厚な甘みと酒粕クリームの極上デザート〕
とろとろに熟した太天柿(たいてんがき)をペーストにしてゼラチンで固め、愛媛の日本酒「媛一会 円月(ひめいちえ えんげつ)」を贅沢に使った酒粕クリームとともにいただく甘味。
<作り方>完熟の柿にかけるだけでもおいしい酒粕クリーム。バラ粕と呼ばれる柔らかい酒粕と砂糖少量をミキサーに入れ、牛乳少量を様子を見ながら加えてクリーム状にする。


料理に積極的に果物を取り入れるようになったのも愛媛に来てから。砂糖や酢の代わりに果物で甘みや酸味を表現すると、奥行きのある柔らかな味わいに仕上がるといいます。

和食をワインで楽しむお客さまが増えたこともあり、料理とワインをつなぐ果物が不可欠だとか。料理に合ったお酒を提案するペアリングのコースにも愛媛産を取り入れ、訪れる人の旅気分を盛り上げてくれます。

地元の生産者から仕入れる果物
左・信頼のおける地元の生産者から仕入れる高品質の果物。

「愛媛は野菜や魚が上質であるうえ、生産者の意識が高く、地域で土地の食材を大切にしていることが伝わってきます」と話す田中さん。瀬戸内の巡りゆく季節を感じながら、田中さんが腕をふるう心尽くしの料理で、おなかも心も存分に満たされることでしょう。

草庵 田なか
右・大将の田中法行さんと奥さまのソムリエ、しおりさん。左・落ち着いた雰囲気の個室も。

草庵 田なか(そうあん たなか)
愛媛県松山市千舟町2-7-36
TEL:089(948)0800
営業時間:18時~23時
定休日:不定休
URL:https://s422400.gorp.jp/
コース1万円、1万5000円。要予約。
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