レストラン

一品料理やおばんざいをお好みで。喧騒を離れた京都の和食店2軒

“静寂”を味わえる、とっておきの場所へ「秘密の京都」 第8回(全12回) 多くの観光客で賑わう街の喧騒から逃れ、静かに、心豊かに古都の魅力を堪能できる。そんなとっておきの場所が、京都にはまだたくさんあります。非公開の寺院で特別な体験をし、地元のかたが愛する名店の味に舌鼓を打ち、美の新名所で心を潤す……。この春、“秘密の京都”があなたの訪れを待っています。前回の記事はこちら>>

郊外に、街中に、ひっそりと佇む
今、注目の隠れた美味処へ

京都の中心部から離れた店、“市中の山居”を思わせる店など、今の料理店選びのキーワードは「喧騒を離れた静かな立地」です。

一品料理やおばんざいがお好みでオーダーできる料理店へご案内します。

かき、あおさ、赤目の佃煮、白魚と菜の花の黄身酢あえ、五色なます、 あわびの柔らか煮

前菜4種は、かき、あおさ、赤目の佃煮、白魚と菜の花の黄身酢あえ、五色なます、あわびの柔らか煮。2階のテラス席にて。

【招猩庵】
高瀬川を眺めながら主人心入れの一品を味わう

高瀬川の歴史を物語る史跡、一之船入(いちのふないり)の近くに佇む料理店。かつては船宿だった築100年の町家で、旬のおばんざいがいただけます。

料理は前菜、汁、造りの“一汁二菜”の後、大皿のおばんざいと一品料理をお好みで選ぶスタイル。

椀物の鰻と海老いものあんかけと、天然物の甘鯛の昆布じめなどのお造り

一汁二菜より、椀物の鰻と海老いものあんかけと、天然物の甘鯛の昆布じめなどのお造り。

1階のカウンターには、琵琶湖の本もろこや子鮎の炭火焼き、奥能登の松茸など、季節の食材を使い、手間隙かけた料理が並んでいます。

主人の松本隆司さんは、茶道好きが高じて料理の腕を磨き、店を開きました。

普段は紹介制という形態で、舌の肥えた食通が気軽な日常づかいに、またあるときは大切なお客さまをもてなす社交場として集います。

松本隆司さん

店は今年で25周年を迎える。松本隆司さんの、心づくしの料理と絶妙な間合いの接客に惹かれた常連客で賑わう。

桜並木の高瀬川を見下ろす2階のテラスは、アペリティフや食後のバー使いにも最適。

街中にありながらも静かで非日常的な空間は、知る人ぞ知る大人の隠れ家です。

近江八幡の赤こんにゃくうま煮、牛タンの煮込み、鰻の棒ずし

カウンターの上に並ぶおばんざいから、近江八幡の赤こんにゃくうま煮、牛タンの煮込み、鰻の棒ずし(料理は一例)。

【推薦者】
冷泉為人さん(冷泉家時雨亭文庫理事長)

私が長年通っている「招猩庵」は、旬をふまえた料理と、主人の松本さんがお客の身になって、誠心誠意尽くしてくれる接客が魅力です。

小さい店ながら節分や祇園祭などの行事にちなみ、趣向を凝らして楽しませてくれて、海外からのお客さまにも喜ばれています。

招猩庵(しょうじょうあん)
住所:京都市中京区木屋町通二条下ル一之船入町537-7
TEL:075(221)3037
営業時間:18時~23時
定休日:日曜・祝日
URL:https://shojoann.com/
完全予約制 1人予算1万2000円~
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