〔特集〕富山・北九州・宮城 ── 世界が憧れる 新しい “鮨の聖地” へ 「鮨のメジャーリーグ」といえば、東京・銀座。ですが、ここのところ美食家の間では、日本各地をホッピングし、職人渾身の鮨を味わい、その土地ならではの風土や物語に触れるという旅への関心が一気に高まっています。地元の旬魚と、それを生かす職人の技、そして地域の未来を見据えたチームの取り組み──。「鮨」を通して、日本の食文化の現在と未来をたどる、豊かな旅へとご案内します。
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[福岡県 北九州市]
鮨こそエンターテインメントを体現する、唯一無二の「すしの都」
三方を海に囲まれた北九州市には約200軒の鮨店が集結。独自の鮨文化「小倉前」を受け継ぐ新鋭から、地元で愛される「町ずし」の名店までを訪ねます。
九州を代表する一軒の有望職人がおもてなし
【照寿司セカンドエディション】(戸畑)
にぎり鮨を手のひらにのせ、「DOZO」のひと言とともに客へ差し出す演出をはじめ、劇場型のパフォーマンスがインスタグラムで話題を呼び、世界中の鮨ファンを魅了する「照寿司」。今年はロサンゼルスとラスベガスへの出店も予定しています。
店主の渡邉貴義さんは現在、3階の専用カウンターで世界のVIPをもてなす一方、かつてご自身が立っていた2階を「セカンドエディション」として弟子たちに任せています。「お客様との会話を通じて経験を積み、世界で活躍する将来に役立ててほしい」と期待を寄せます。
左から馬場俊希さん、川邉将喜さん。ご主人の渡邉貴義さんを挟んで、甲田雅裕さん、遠藤浩司さん。こちらで研鑽を積んだ後、世界中に羽ばたいていく予定。
魚や野菜は近隣でとれた天然ものが中心。特に魚は、照寿司のために競りへ参加する魚屋さんから仕入れています。

にぎりのねたはすべて北九州に面する海より。目にもインパクトのある酢飯は赤酢に3年熟成の粕酢をブレンドしたもの。先付、にぎり10かん、巻きもの、玉子、味噌汁で構成するランチもおすすめ。
「北九州では鮮度抜群の魚を『ビタ』と呼びます。全国の魚が集まる東京でも、この鮮度は味わえません。そんな魚でにぎる鮨を手頃な価格で楽しめる。すしの都・北九州の懐の深さを感じていただきたいですね」。
おつまみより。「本はまぐりの酢の物」、「はもの茶碗蒸し」、「やりいかの刺し身」。
照寿司セカンドエディション福岡県北九州市戸畑区菅原3-1-7 2階
TEL:093(881)3766
営業時間:11時30分~13時30分、17時30分~19時30分(ともに最終入店)
不定休
昼おまかせ5500円~、夜おまかせ8800円~
(次回へ続く。
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