〔特集〕新緑を楽しむ 初夏の絶景旅 新緑が眩しく、一年で最も美しい季節。この時期に訪れるにふさわしい自然に恵まれたエリアへ誘います。その土地の自然そのものを目的地とする「グリーンツーリズム」、新旧の芸術や建築、それらがもたらす地域活性化の足跡を辿る「アート・建築ツーリズム」、そして、大自然の中での体験に重きを置く「アドベンチャーツーリズム」――。自然の営みに深く没入し、体験を軸とする新しい旅のスタイルを紹介します。
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グリーン、アート・建築、体験・冒険型……これが新しい旅のスタイル。
今、新しい旅のスタイルが広がっています。その共通項は、単に景勝地を回る観光ではなく、その土地ならではの文化に深く触れる没入型であること。
都心を離れ、自然豊かな農山魚村に滞在し、その土地の自然や文化を体感する「グリーンツーリズム」、全国各地で行われるようになったサイトスペシフィックな芸術祭に端を発する「アートツーリズム」や、新旧の建築を観光資源として街おこしをしようとする動きに乗じた「建築ツーリズム」、富裕層の間では世界的な潮流ともいわれる、大自然を生かした体験・冒険型の「アドベンチャーツーリズム」など。
夫婦で、親子で、友人同士で、あるいはお一人で。新緑が美しい行楽の季節。自然を満喫できる、気持ちのいい癒やしの絶景旅へご案内いたします。
庭園に囲まれて至福のランチを
鎌倉の邸宅サロン
木漏れ日が揺れる庭園、時を重ねた邸宅。かつての住人たちの物語が薫る空間で、シェフたちが贈る特別な一皿。風景と美食が調和する、鎌倉の瀟洒な邸宅サロンをご紹介します。
鎌倉3大洋館で美しきモダンスパニッシュを堪能
古我邸(神奈川・鎌倉)

19世紀末のアメリカで流行した建築スタイル「シングル様式」の邸宅は、鎌倉駅から徒歩5分とは思えないほどの緑の中に。
なだらかな芝生が続く丘の上に立つ洋館からは、静かな存在感が伝わってきます。鎌倉の街を散策していると、突然目に飛び込んでくるこの風景は、まるで名画の一場面のよう。
歳月を刻んだダイニングでまずはタパスを。
大正5年に建造以来、さまざまなセレブリティに愛された「古我邸」は、鎌倉3大洋館の一つに数えられる名建築。現在はレストランとして、往時のままの内装の中、モダンスパニッシュを楽しめるスポットとなりました。
邸内には、日本のモータースポーツレーサーの草分けである古我信生氏も長年暮らした証が。
スペイン各地のレストラン経験も豊富な小野栄一シェフが繰り出すコースは、手間を惜しまずに仕上げられた逸品ばかり。タパスやガスパチョ、締めくくりのスペシャリテ「オジャ」――、旬の素材、土地の滋味がみずみずしく息づきます。
一日かけて仕込んだ「ガスパチョ バジル風味」はピストゥ(バジルソース)や海老、野菜を添えて。

メイン料理はしっとりとした口あたりの「金華豚 軽い赤ワインソース」。

ふくよかなだしに米を入れ、鉄鍋でゆっくりと炊き上げた「オジャ」。日本のおじやの原型ともいわれる。
古我邸(こがてい)住所:神奈川県鎌倉市扇ケ谷1-7-23
TEL:0467(22)2011
営業時間:11時~13時30分(入店)、17時30分~19時(入店)
定休日:火曜・水曜定休
価格:ランチ コース7500円~ 要予約
URL:
https://kamakura-koga.com/(次回に続く。
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