京都・南禅寺に向かう参道、元旅館だった築100年超の2棟の京町家に、青いボトルのロゴが掲げられています。ここはアメリカ・オークランド発のスペシャルティコーヒーブランド「ブルーボトルコーヒー」の京都カフェ。桜の美しい春と、紅葉が色づく秋、季節限定で、2階にあるスタジオが開放され、「Future of Coffee」をテーマにした特別なコースを楽しむことができます。
中庭に面したカウンター席。アナログレコードプレーヤーから流れる音楽は、創業者のジェームス・フリーマンが厳選したレコードの中から、バリスタがその日の天気やゲストの雰囲気などに合わせて選んでいる。
歴史を感じさせる天井の梁と土壁、中庭を見下ろす5席のカウンターで楽しめるのは、ドリンク6点、スイーツ3点のコースです。用意されるコーヒーは、流通量の極めて少ないリベリカ種、エクセルサ種が主体。この2品種は、世界の全流通量の大半を占めるアラビカ種に比べて、根を地中深くまで伸ばすため干ばつに強く、低地でも育ち、大きな果実を実らせます。気候変動に対応しうる品種なので、次代のコーヒーを支える可能性を秘めているといわれています。コースの始まりは、コーヒーの葉、花、実を使ったドリンクから。コーヒーの生育過程や、畑の光景が頭の中に浮かんでくるようです。
コーヒーの葉、花、実を用いた3種のオリジナルドリンクからコースが始まる。
続いて、このスタジオのためにフリーズドライ製法で作られたソリュブル(インスタント)コーヒー、湯に粉を浸ける浸漬式(しんししき)により抽出されたコーヒー3種が出されます。この日に使われたのは、ベトナム産とインド産のエクセルサ種、マレーシア産のリベリカ種。麦茶、グアバ、ジャックフルーツ、キンモクセイなど、さまざまな香りのニュアンスが感じ取れます。
浸漬式で抽出されるLONG CUP。ドリップ式とは異なり、人の手を介さない抽出法は、味わいのブレが少ない。


ネルドリップにより10~15分かけ、たっぷりの粉から少量のコーヒーを抽出するSHORT CUP。パイナップルとライムが香るパート・ド・フリュイとともに。
続けて出されるSHORT CUPは、ネルドリップによるエスプレッソ的な濃厚なコーヒー。その後、同じコーヒーにミルクをたっぷりと加えたオ・レを、ココナッツのフィナンシェとともにいただきます。スイーツはすべてこのコースのために考案されたオリジナル。多彩な品種と抽出法、そこから広がるコーヒーの味わいのバリエーションから、ブルーボトルコーヒーが目指すスペシャルティコーヒーの最前線、そして未来が見えてきます。
南禅寺参道に面した京都カフェ。奥が本館で、手前がはなれ。はなれの2階にスタジオがある。
Blue Bottle Studio -Kyoto-
住所:京都府京都市左京区南禅寺草川町64 ブルーボトルコーヒー 京都カフェ はなれ2階
営業日:2026年春は、5月18日(月)までの毎週金曜、土曜、日曜、月曜。4月29日(水)、5月5日(火)、5月6日(水)は特別営業
営業時間:9時30分~11時、13時~14時30分、15時30分~17時(約90分のコース)。
料金:8,910円
以下のサイトより要予約
https://reserve.toretaasia.com/bbc-kyotocafe#/