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アマン京都
京都・鷹峯のラグジュアリーホテル「アマン京都」の森に、茶室「仙窟(せんくつ)」がひっそりと開いたのは昨年秋のこと。
四畳桝床の小間。炉縁は裏千家今日庵庭前の栗の古材を用い、裏千家13代圓能斎(えんのうさい)の在判。釜は住吉釜。赤松の皮付き丸太の床柱が侘びの風情を宿す。
茶道裏千家16代家元・坐忘斎(ざぼうさい)千宗室宗匠が命名した茶室は、数々の茶室を手がける仙アートスタヂオの遠山典男氏が設計、数寄屋建築の名匠・中村外二工務店が施工を担当。
雪見障子と鷹峯の赤土を使った土間が印象的な立礼席。
柔らかな光を感じる立礼の空間と、伝統的な四畳桝床の小間からなる造りで、北山杉や鷹峯の土といった土地の要素を取り入れています。これまで宿泊者のみの公開でしたが、新たに茶事形式の呈茶と点心をいただく「幽玄茶会」がスタート。
本格的なお点前でお茶をいただく。この日の茶碗は樂家4代・一入の黒茶碗。
どなたでも本格的な茶の湯体験が叶います。点心とは茶懐石を簡略化した弁当仕立ての食事のこと。
日本料理「鷹庵」特製の点心。季節の焼き物などの盛り合わせに、時季の煮物椀と向付を添えて。
まずは立礼の椅子席で日本料理「鷹庵」による渾身の点心を堪能した後、にじり口から小間へ。鳥の声や木々のざわめきが心地よく響く、静謐な空間でお茶をいただきます。一期一会の趣を宿すしつらいや道具も必見。心に残るひとときを。
デザインは日本的な見せ方、光の入り方にこだわったという。「茶の湯を通じてアマン京都のホスピタリティを表現したかった」と遠山氏。
アマン京都
京都市北区大北山鷲峯町1
TEL:075(496)1333
「幽玄茶会」2名10万円(最大4名、追加1名5万円)
要予約