レストラン

京都のモダン琉球料理店 KOKE。沖縄の食文化を世界へ発信

2026.03.17

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〔特集〕記憶に刻まれるひと皿と出合う 新・感動ダイニング 誰もが知る人気シェフが新たに手がける話題のレストランから、美食家が贔屓にするアラカルトの実力店、その一皿のために足を運びたくなる未来のスターの店まで、2026年に訪ねたい心華やぐ美食の聖地にご案内します。

特集「記憶に刻まれるひと皿と出合う 新・感動ダイニング」の記事一覧はこちら>>>

世界の食通を魅了する日本のレストラン

以前より元気がないといわれる昨今の日本。しかし美食の分野では、世界から注目される存在であり続けています。一つの技を極める探究心、確かな技術に基づく応用力、自然の風土や季節を一皿に込めるセンス、そして心地よいひとときをもたらすためのこまやかなホスピタリティ……。

料理人をはじめ生産者やサービスマンに至るまで、プロフェッショナルたちの技が最高の食体験を創出しています。都心の有名店のみならず、親しみやすいレストランや地方の知る人ぞ知る店まで、世界の美食家が押し寄せる前に味わっておきたい最高の一皿、最高の料理店にご案内いたしましょう。


旅して出合う、瑞々しき才能の味

世界一のフーディーをはじめ、美食家たちが注目する才気溢れる料理人が織りなす至福の一皿を巡る旅へ、いざ出発。

KOKE(京都・烏丸御池)
京都の水に、沖縄の食文化を映して

京都御所の南に位置し、静かな日本庭園が迎えてくれる、中村有作シェフによるモダン琉球料理の店「KOKE」。

中村有作さんとサービスを担当するさちこさん。カウンター6席を含め、最大14名で利用可能。

その名前は、店のある京都、中村さんの故郷の沖縄、修業をした名店 「カ・セント」のある神戸、そこで学んだ料理が生まれた国スペイン(España)のそれぞれの頭文字から。

スパニッシュと中村有作シェフの故郷・沖縄の伝統料理のエッセンスが融合した京都の「KOKE」。ここにしかない味は常に進化する。

店の地下30メートルからくみ上げる清冽な水、そして神戸で学んだ薪火のテクニックを合わせた「水と火」をテーマとする料理が特徴です。

薪火で焼き上げる鹿肉。

開店からもうすぐ5年、発酵食品「豆腐よう」を紅麴の代わりに米麴で作るなど「この土地らしさ」が年々深まっています。

自家製ジーマーミー豆腐や、青魚の稚魚の塩漬けを魚形の昆布のクッキーで挟んだ「スクガラス」など、小さな前菜を盛り込んだ「琉球盆」。

唐辛子の代わりに沖縄産の島唐辛子をベースに、粒こしょうと月桃を泡盛に漬け込んだ「コーレーグス」などの自家製調味料。自家製発酵ドリンクは料理人経験もある妻、さちこさんの手によるもの。

「沖縄料理の名前がついているものは、伝統的な手法で調理してからアレンジしています。今後さらに、琉球宮廷料理を究めたいです」と中村さん。

鬼海老にスペインのにんにくソース「アホ・ブランコ」をかけた一品。自家製ノンアルコールペアリングも人気。

琉球王朝から伝承された味と食文化を、京都から世界に発信しています。

コケ
京都市中京区室町通二条下る蛸薬師町287 IDO1階
TEL:075(223)5055
営業時間:昼12時~、12時15分~、12時30分~の3部制 夜18時~、18時15分~、18時30分~の3部制 
日曜の夜、月曜、火曜・水曜・木曜の昼定休
昼のコース1万5000円~、夜のコース2万9000円~
電話または「TableCheck」で要予約

(次回に続く。この特集の記事一覧はこちらから>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2026年03月号

家庭画報 2026年03月号

撮影/本誌・大見謝星斗 取材・文/仲山今日子 ※本特集でご紹介した料理や食材、天候や仕入れの状況等の影響で変更になる場合がございます。料金には別途サービス料がかかる場合がございます。

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