〔特集〕記憶に刻まれるひと皿と出合う 新・感動ダイニング 誰もが知る人気シェフが新たに手がける話題のレストランから、美食家が贔屓にするアラカルトの実力店、その一皿のために足を運びたくなる未来のスターの店まで、2026年に訪ねたい心華やぐ美食の聖地にご案内します。
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世界の食通を魅了する日本のレストラン
以前より元気がないといわれる昨今の日本。しかし美食の分野では、世界から注目される存在であり続けています。一つの技を極める探究心、確かな技術に基づく応用力、自然の風土や季節を一皿に込めるセンス、そして心地よいひとときをもたらすためのこまやかなホスピタリティ……。
料理人をはじめ生産者やサービスマンに至るまで、プロフェッショナルたちの技が最高の食体験を創出しています。都心の有名店のみならず、親しみやすいレストランや地方の知る人ぞ知る店まで、世界の美食家が押し寄せる前に味わっておきたい最高の一皿、最高の料理店にご案内いたしましょう。
スターシェフの新たなる挑戦
ガストロノミーの世界を牽引するスターたちは、常に私たちに魅力ある食体験を提供するべく進化を続けています。彼らが新たなスタイルでオープンあるいはプロデュースしたレストランを訪ね、それぞれの想いを伺いました。
ジランドール by アラン デュカス(東京・西新宿)
料理界きっての巨匠がもたらすフレンチブラッセリーの醍醐味
新生「パーク ハイアット 東京」を訪れた、多くの人が抱くであろう「新しく、懐かしい」感覚。そんな印象と響き合うのが、「ジランドール by アラン デュカス」です。
開業は1994年。記憶に残る洗練された風情はそのままに、今冬「パーク ハイアット 東京」は、これからの30年に向けて生まれ変わった。それに合わせて誕生したのが、新時代のラグジュアリーを紡ぐブラッセリー「ジランドール by アラン デュカス」だ。
忙しい東京のライフスタイルにもマッチする心安らぐ料理と、ワインも気軽に一杯からオーダーできる、新しい美食の形。メニューに並ぶのはどれも人々に長く愛されて、歴史に磨かれてきた定番料理ですが、ここでは上質な食材と現代の技法で、洗練されたガストロノミックな一皿となっています。
見事なレイヤーの「フォアグラと鶏肉のプレッセ ブリオッシュのトースト」。
「ロブスターと黒トリュフ マカロニのココット」。
「美食の世界は、過去50年で、その前の250年よりも大きな変化を遂げました。これからも進化していくのがジランドールです」とデュカスさん。
デュカスさん(右)と、入社以来18年間「ジランドール」の厨房に立ち続ける料理長の堤 耕次郎さん(左)。
料理同様にここで大切にするのは、「時間が生み出す美」。ウォールナット材を使った椅子や、上質な革のメニューブックなど、そのディテールに、フランスの手仕事「サヴォアフェール」が生きています。
デュカスさんが30年以上前から大切にしてきたアンティークの銀皿に、店名の刻印を施した。
丁寧に手入れをすることで、新しいときよりも輝きを増す。ゲストに寄り添い、ともに成長し続ける、今を映すラグジュアリーなブラッセリーともいえるでしょう。
窓側の席から望む、高層階ならではのドラマチックな夜景にも心躍る。
ジランドール by アラン デュカス東京都新宿区西新宿3‒7‒1‒2 パーク ハイアット 東京41階
TEL:03(5323)3459
営業時間:7時~10時30分、12時~14時30分、17時30分~21時(すべてLO)朝食は宿泊者のみ
無休
ランチコース6160円~、ディナーコース9680円~
(次回に続く。
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