〔特集〕記憶に刻まれるひと皿と出合う 新・感動ダイニング 誰もが知る人気シェフが新たに手がける話題のレストランから、美食家が贔屓にするアラカルトの実力店、その一皿のために足を運びたくなる未来のスターの店まで、2026年に訪ねたい心華やぐ美食の聖地にご案内します。
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世界の食通を魅了する日本のレストラン
以前より元気がないといわれる昨今の日本。しかし美食の分野では、世界から注目される存在であり続けています。一つの技を極める探究心、確かな技術に基づく応用力、自然の風土や季節を一皿に込めるセンス、そして心地よいひとときをもたらすためのこまやかなホスピタリティ……。
料理人をはじめ生産者やサービスマンに至るまで、プロフェッショナルたちの技が最高の食体験を創出しています。都心の有名店のみならず、親しみやすいレストランや地方の知る人ぞ知る店まで、世界の美食家が押し寄せる前に味わっておきたい最高の一皿、最高の料理店にご案内いたしましょう。
特別な日の目的地にしたいメゾンへ
洗練された技を味わうだけでなく、メゾン全体に流れる非日常感もレストランを訪ねる醍醐味です。この一年で東京に誕生した注目の3軒を訪ねました。
1864.(東京・銀座)
魚介が主役のモダンフレンチを温かな隠れ家で
資生堂ビルの地下に店を構えていた会員制ステーキハウス「1864」がリニューアルし、2026年2月、新たにフランス料理店としてグランドオープン。
シェフを務めるのは、「ロオジエ」で長年料理長として活躍してきた山下 泉さん。ジャック・ボリー、ブルーノ・メナール、オリヴィエ・シェニョンといった歴代シェフのもとで培った技術と感性で、この店の舵を取ります。
ロオジエ一筋の料理人人生を歩む山下 泉さん。
主役は、日本の豊かな魚介類。「グランメゾンの高度な技術を用いながら、過度に複雑にせず、素材のよさが素直に伝わる料理を目指しています」と山下さん。
「鮪のミキュイ エシャロットのジュ オリーブオイルでマリネした薬味」。 北海道産のまぐろの中とろを用い、中心は人肌ほどの温度を保ちつつ周囲だけを軽く火入れする。上には香味野菜のマリネを。
コースには、過去にロオジエで生まれた料理が時折登場するのも、こちらならではの楽しみです。
「ふっくらと蒸した牡蠣、ビネガーをきかせた海水ジュレ クレソンのクリームソース」。ボリーさん時代の「ロオジエ」の人気スペシャリテをこちらでも。
最大の魅力は、ライブキッチンが生み出す高揚感。目の前で料理が仕上げられる様子を眺める時間はなんとも贅沢です。シェフと会話をしながら、料理の量や味の微調整をしてもらえるのもカウンター席の醍醐味でしょう。
個室からもキッチンの様子を見ることができる。
グランメゾン仕込みの料理とワインをパーソナルな距離感で味わえる隠れ家は、大切な人をお連れするのにも最適な一軒です。
1864.東京都中央区銀座7-8-10 FUKUHARA GINZA 地下1階
TEL:050-1725-8077
営業時間:17時30分〜22時30分(20時LO)
定休日:日曜・月曜定休、祝日不定休
予算:コース3万5200円〜
要予約
(次回に続く。
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