EDITOR’S REPORT 編集部員が街に溢れる情報の中から読者の皆さまに役立つものを厳選して紹介します。新しくオープンしたレストランやショップ、アイディアが光る新商品など、日々の暮らしをより楽しく、豊かにしてくれる情報をお届けします。
記事一覧はこちら>>
浮月楼
JR静岡駅から徒歩わずか3分。駅前の繁華街にある門をくぐると、世界が一変、ハルニレや桜の大木が繁る回遊式庭園が広がります。
「料亭浮月」の床の間に掛けられた、慶喜公による書。
「浮月楼」は、徳川慶喜公が大政奉還後の明治2年から20年にわたって暮らした屋敷跡にある、レストランや催事場を備えた料亭です。
紅葉が美しい回遊式庭園。
創業は明治24年で、庭は小川治兵衛、建物は吉田五十八が手がけた往時の空気が、今なお色濃く残ります。2025年7月、「明輝館」(昭和25年築、伴野三千良設計)が国の登録有形文化財、庭園が国登録記念物に指定されました。
「料亭浮月」の会席料理より。手前から、組肴、土瓶蒸し、菊花かぶの菊花あんがけ。
この「明輝館」の個室で窓越しに庭を眺めながらいただけるのは、静岡の地のもの、旬のものを生かした「料亭浮月」の会席料理です。豚肉が好きだったという慶喜公にちなんだ料理も加わります。
「浮月花寮」は、華道家の辻 雄貴氏が空間構想を監修。「浮月花寮」内の「茶寮」。
「明輝館」の隣の建物「浮月花寮」は、今年リノベーションしたばかりのモダンな空間。
「浮月花寮」内の長さ7メートルカウンターは、約2000年前の神代杉にレジンを流し込んだもの。
なかでも6席の「茶寮」では、来年1月下旬から、立礼式の茶懐石がスタート予定です。この地で多岐にわたる趣味に没頭した慶喜公の精神を受け継ぐ、趣向を凝らしたイベントも企画されています。
浮月楼
静岡市葵区紺屋町11-1
TEL:054(252)0131
(営)10時~21時
不定休